時代劇の好きな母にプレゼントしました。 とても喜んでくれました。
人気アイドルと言えば天地真理、南沙織、そこに麻丘めぐみが加わって、歌謡曲の世界は酒とタバコの大人の夜の世界から、中高生の休み時間の教室に場所を移したのは間違いありません。ずいぶん明るくなった印象です。共通の話題があって、あの頃は楽しかったね。
このアルバムは、その麻丘めぐみさんの9枚目のアルバムとして1976年7月に発売されたものですが、二十歳を過ぎてぐっと成長した時期の、大人の女性の魅力に満ちた作品群となっています。仮に教室や街角で話題にするにしても、当時のファンには荷が重かっただろうと想像されます。ファンや世間の期待するかわいいアイドル像と、大人の恋の歌をくっきりと歌い上げる歌唱力とのミスマッチは、現在ひょっとすると時の流れが解消してくれたのではないでしょうか。とにかく、心地よく耳に入って、印象的な映画の名場面に出会ったように情景が浮かび上がり、恋の喜びや失恋の切なさに釘付けになることでしょう。70年代に、こんな、鳥肌が立つくらい、聞きごたえのある歌謡曲が存在し得たのですね。
曲の水準が高いことの理由は、たった一つ。歌手の魅力にあわせたシングルカット用の曲作りを、おそらくはコンペ方式で依頼し、作詞・作曲家のいくつかのチームに分けて競わせたことによるのでは? 阿久悠・筒美京平チームは、麻丘めぐみさんのはじけるようなリズム感を最大限に生かそうとし、阿久悠・穂口雄右チームは、洗練された都会的な女性の気分をすくいあげようとしたと思われます。中里綴・和泉常寛チームの『はじらい』『恋景色』は、現在からみると最も自然なアイドル路線の延長で、しかし歌詞の内容はというと、はらはらどきどきさせられる絶妙の秀作です。吉田健美・杉本真人チームが提供した『雨もよう』『風暦』は、その語りかける切なさが麻丘めぐみさんの芝居心をくすぐったことでしょう、ご本人も『風暦』が好きだったと回想しています。ディレクター笹井一臣氏の、妥協を排したアルバム作りが、時代が変わっても色あせない素晴らしい宝物を残すことに成功しました。近頃の麻丘めぐみさんの雰囲気から見てもしっくり来そうな、なかなかいい仕上がり具合です。
誰もが思うことでしょうけれど、名曲『黄昏のテラス』を、ぜひご本人の歌唱で聞くことのできる日が来ないかと、心から願ってます。
1975年に発売された、麻丘めぐみ6枚目のアルバム『ロマンへの旅立ち』に、ボーナス・トラックとして『悲しみのシーズン』『ひまわりの花』を収めたものです。
「麻丘めぐみ」と聞けば、1970年代前半にヒットした「芽生え」や「森を駈ける恋人たち」「わたしの彼は左きき」などによって、かわいいアイドルとしての印象が強いことでしょう。初々しい表情、長い髪、軽やかなステップ。しかし、このアルバムに収録されている「雪の中の二人」のような、恋する乙女そのものの真剣な表情で歌い上げる、激しく、切ない恋の歌も、当時の歌謡曲ファンなら、実はしっかり記憶に残っているはず。このアルバムでは、すぐれた作詞・作曲・編曲にめぐまれて、まだ20歳前の麻丘めぐみさんが、ちょっと背伸びして(いや、実はまったく等身大で?)、のびのびとお年頃の女性の恋の歌を歌い上げています。「風邪をひいた彼」「めがねを外した顔が好き」のようなコミカルな歌から、「一泊旅行」「遅くなってもいいの」のような大胆で艶めいた歌、そして心にしみる「海を見ていたら」まで、それはそれは、見事なオムニバスになっています。これだけすぐれた名曲を復活させたPremium Boxの企画に感謝しつつ、復活を後押しした昔ながらのファンの存在のすばらしさに思い至ります。
聞き所は、何と言っても、録音技術の粋を極めたと思われる、海鳥と潮騒の音。それをはじめとする多彩なイントロ。さらに、一曲ごとにさまざまに声のトーンを変えている歌唱力。いつもながら秀逸なバックの演奏にも、もちろん注目です。デジタルリマスターの効果によって、作品の質の高さを実感することができました。麻丘めぐみさんがインタビューの中で触れている当時の曲作りの想い出も、大変貴重な証言ですね。
ついに最終巻Vol .3でました。
『クイズ 環境問題 絶滅動物SP』『NG大賞スペシャル』など全7話。スペシャル企画として『アテレコうまい王』『最終回打ち上げ』が収録されています。
今作はVol .2で感じたマンネリ感を吹き飛ばすテンションの高さです。『NG大賞スペシャル』ではDチームのちょっとした素の部分や現場の雰囲気も垣間見れて微笑ましいです。
環境問題、笑い、感動と全て詰まってます、本当に最高!!ありがとう!
最初、観る前は単にお色気B級映画なんだろうな…と思っていたら、意外や意外、社会風刺コメディだったのに ちょっとびっくり! 内容は荒唐無稽でバカバカしいが、おいおいそんなこと言っちゃぁ間違ってもメジャーにはなれないだろうと、 心配するくらいの内容… ちゃんと世相も反映しているし、「ザ・ニュースペーパー」ばりのコント??みたいなものもあり、 バカバカしくもしっかり最後まで観てしまった不思議な魅力がある作品。 しかし、黄色レンジャーはカワイイ〜!
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