「北国行きで」や「ジェット最終便」の大ヒットで知られる朱里エイコの待望のベストがメジャーレーベルからのリリースとなりとても嬉しい気持だ。タイトルの「究極」にかけて「9曲」というのは曲が少ないので寂しい気もするが御値段が御手頃なので初めて聴かれる方にはオススメしたいミニ・ベストです。名曲「北国行きで」は本当に良いですネ~。前奏のアレンジだけでなんだかしんみりとキュンとさせられます。それにあの本物のヴォーカル力でキメられたらもう最高。「ジェット最終便」も洒落ていて本当にカッコイイ素敵な曲。私が歌手ならば是非カヴァーして次の世代へ伝えたい。その他にヒット曲の「ジョーのダイヤモンド」や一回聴いたらすぐに好きになる「AH SO!」などなど、全曲名曲です。収録曲は少なめですが、それ以上に聴きごたえのあるCDです。そして何と言っても「見捨てられた子のように」と「二時から四時の昼下り」のタイトルの長い名曲の初CD化がファンにしてみたら嬉しい所。この2曲を目的で購入される方も多いのでは?。「見捨てられた子のように」は曲もいいのだがその圧倒的な歌唱力に脱帽。聴いていてとても気持いい。朱里エイコという歌手には本当に頭が下がります。又、このCDのジャケットもシックな感じでとても落ちついていて好きです。裏ジャケはゴージャスなショーが始まるみたいでこれも良い感じ。音を耳で聴きながらこういったジャケットを目で楽しむのもイイですね。帯にはサラッと彼女についてのミニ解説が書かれていますので初めての人も安心して聴けるはず。是非手にとってみて下さい。
「北国行きで」(1972年)の大ヒット曲で知られる朱里エイコさんが2004年に亡くなりました。享年58歳。「北国行きで」と翌年の「ジェット最終便」以降はヒット曲に恵まれず、アメリカに渡ったり、ドサ回り歌手に落ちぶれたり、愛人との刃傷沙汰や数々の奇行を巻き起こしたスキャンダラスな面のほうが有名になってしまいました。晩年は「あの人はいま」的なテレビ番組でたまに見かけるくらいで、なんと生活保護を受けていたとか。最後に歌ったのが確か北千住のスナックで、月数万のギャラを生活の糧にしていたといいますから、まさに栄枯盛衰(洒落ではありません)を地でいくような人でした。晩年は内臓を患い投薬の副作用でぶくぶくと太ってしまっていましたが、同世代のしばたはつみと並んで「お姉さん系本格派歌手」というジャンルを築き上げました。見事なスタイルでも知られ「100万ドルの脚線美」といわれた美脚には、保険金がかけられました。いまでこそ、身体の一部に保険金をかける芸能人は珍しくありませんが、おそらく彼女がその走りではないでしょうか。
「北国行きで」をはじめオリジナルとカバーが混在しているこの作品は、彼女の生きざまを知るには格好のテキストです。意外なことにオリジナル曲が少なく、「マイウェイ」などのカバーが多いですね。ラスベガスで修行して歌唱力を磨き、本格的歌手として一時代を築いた彼女ですが、パンチが効いたパワフルな歌唱も亡くなってから聴き直すとなんだか寂しさと悲しみを陰にたたえているような気がして仕方がありません。
抜群の歌唱力とリズム感で、ぐいぐいと引き込まれてしまいます。 30年以上前の歌の為、歌詞には、古さを感じるが、リズム、メロディー、歌のうまさは、時間を超越しています。 最近の和製ポップス以上にぶっ飛んでいます。
30年ぶりに、しばたはつみの歌声を聴きとても感激!
濡れた果実、私の彼、とりあえずX・T・Cなど懐かしいとても、若いときはまったく解らなかったエクスタシー等30年も前にこんなにもすばらしい歌を聴いていたんだと今になって驚いています。
先日は、友人のスナックでもレコード(LPシンガー・レディー)を聞き、あの針のチカチカ音も良かったです。!はつみちゃん最高〜!しばたはつみ・しんぐるこれくしょん
当時のジャズ・・・・という感じの出来ですが、はつみファンにはたまりませんね。 すでに過去の人という印象は否めませんが、それでも存在感のある歌声は健在です。
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