本に登場する神様がとてもいい味を出しています。
笑いあり、感動あり、物語としてとても面白いし
様々な教訓も込められた素晴らしい本です。
この本を読めば人として何が大切かが分かるでしょう。
子供から大人まで大勢の方に読んで頂きたいと思います。
乳児の頃に誘拐されて山奥で育てられた少女を蒼井優が熱演してます。
特に声の出し方が印象的で「蒼井優ってこんな声出るんだ」って驚きと、この映画のヒロイン雷になりきってるその演技に引き込まれました。
時代劇としては異色の作品だけど、今までお嬢様的な役柄が多かった蒼井優が新たなジャンルの配役にチャレンジして見事に演じきってます。
今回メモリアルエディションを購入しましたが、特典DVDもメイキングが充実していて満足度満点です。
季節的にもサイズ的にもあの見事な雷桜(桜の木)をどうやって映像にしたのかもバッチリ観れました。
見どころは脇を固めたベテラン俳優、柄本明が命を懸けて殿に心をぶつける壮絶なシーン。
CGも凄く効果的に自然な仕上がりで、俳優の演技を邪魔しない仕上がりになってます。
顔を真っ赤にして熱演する名優の迫真の演技は見逃せません。
劇中ピーターが男臭い侍を演じてますが、あの人こういう役が合ってます。
もっと男役でお芝居すればいいのに。
全体的には実ることのない切ないラブストーリーですが、ビックリさせられたラストシーンはもう少し先が観たい!
原作をまだ読んでませんが、観る人にその先のシーンを想像させる映画にしたかった監督の意向でしょう。
★4つで!
パワーハラスメントは、現在その言葉だけが一人歩きして、上司は部下に対してなかなかものが言いにくい状況である。
本書は、2001年にパワハラの言葉を生み出したクオレ・シー・キューブの岡田康子・稲尾和泉二人の著者によるパワ
ハラガイドである。パワハラの歴史やその他のセクシャル・ハラスメント、ジェンダー・ハラスメント等についての説明
もあり、200頁程度の小冊子ではあるが内容は充実している。著者の意図は、はじめに書かれているように、管理者に
対して正しいパワハラの知識を与えることである。'Wのケーススタディは、判例も載っていて大変参考になった。
「森村誠一シリーズ」は中学3年の時にTVで見たのですが、放映された作品の中で、私の心に一番強い印象を与えたのが、この「腐蝕の構造」でした。原子力開発を巡る、政界、財界、官界の癒着、その中で翻弄される研究者たち・・。そうした日本社会の構造的問題=「腐蝕の構造」に鋭いメスを入れつつも、その中で、必死に愛に生きる痛々しい男女の姿がリアルに描かれています。TVで見た後、角川文庫で原作も読みましたが、間違いなく、この「腐蝕の構造」は社会派ミステリーの最高傑作です。長く、DVD化されることを待ち望んでいたので、本当に感謝です。
当時、私はTVを見ていて、雨村(篠田三郎)は本当に飛行機事故で死んだのだろうか?、と最後までドキドキしながら見ていました。そして、雨村の行方を必死に捜す妻:久美子(島田陽子)の清楚で美しい、それでいて、芯の強い女性の姿に深い共感を感じました。また、途中から彼女を助ける謎の男:大町(松田優作)と久美子との関係、特に夫に対する疑惑が増して行く中で、大町に心を寄せ始める久美子の心の揺れ動きにも、熱いものを感じました。 最終回、すべての謎が分かったとき、この社会の中だけでなく、真実の愛を求めながらも、それを得ることのできない人間の罪深さ、人間の心の中にある「腐蝕の構造」の根深さについても考えさせられました。そういう意味で、本作品は社会派ミステリーでありながらも、人間の心、特に男女の心のひだを深く考えさせる傑作だと思います。
さらにこの作品のテーマ・ソングは、小椋佳さんの『心のひだ』ですが、まさに、この作品にピッタリの良い曲ですね。わたしの中では、小椋佳さんの『心のひだ』と『腐蝕の構造』は切り離すことができないぐらい強く結びついています。また、本作品のキャストも最高です。皆さん、個性溢れるすばらしい演技をなさっています。特に島田陽子さんと梶芽衣子さんの美しい女性同士の対決も見ものです。島田陽子さんは、本作の主人公ですが、わたし自身は、清楚で美しい彼女の魅力がとてもよく出ていると感じました。全七話の長編作ですが、最後まで見るものを飽きさせない作品だと思います。
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