いいですね。CTIはともかく、KUDUレーベルからのコンピレーションなんて、そうないです。
フュージョンと呼ばれる以前のクロスオーバーと呼ばれていた時代の雰囲気が満載です。ジャズの色合いが色濃く残っています。当時のコアなジャズ・ファンは馬鹿にしていましたけどね。
ジョー・ベックの曲では若き日のデビッド・サンボーンの奔放なプレイが聴けます。この頃のサンボーンのフレーズは神がかっていました。
こうなったら、もっとマイナーなBUDDAレーベルのジャズ・ロックのコンピレーションも出してほしいです。
斉藤ノブ氏(perc)を核として名代のミュージシャンが集結したNOBU CAINEの1st('89年作)。
特にアルバム前半における”フュージョン・ミュージックにおけるアジアン・テイストの演出”(ちょっと大袈裟ですが(^^;)の様なコンセプトが上手く作用していると思います。
この手の音楽を聴き始めた頃、「dsは無いと困るが、percはあっても無くてもいいんじゃないの?」と思っていたのですが、本作のようにperc無くしては面白味もなくなってしまうような作品にいくつも出会うに連れて、そんな考え方を改めた次第です。
#とりわけ、斉藤ノブ氏と村上秀一氏(ds)のリズム隊は
#強力に跳ねまくります(^^;
多分、スタジオ盤よりもライブ盤の方がこのダイナミックなリズム感を味わうには適しているのかなぁとは思います。
#因みに、2ndはライブ盤でしたね。
プロデュースにはNOBU CAINE結成の発端ともなった角松敏生氏が担当しています([8]ではvoも披露)。
敢えて難癖を付ければ、最後2曲をボーカル曲にする必要があったのかなぁ、、という点です。曲そのものについてのQualityについて言っているのではありませんが、、、
はじめて聴いたのは、10年近く前になりますが、感激のあまり、その後、生まれた 息子には「智仁」と命名させていただきました。 学生時代、バンドでベーシストだったもんで…。 ラリーやルイス、ジャコにスタンリー、それに(マーカス ミラー)。 海外にはすばらしいベーシストがたくさんいるけど、青木さんの才能は、相当近いのではないでしょうか。今後の活躍にも期待ですが、ソロデビュー作は、是非聴いておきたいですね。
Iの方は未発表曲なしだったが、IIは未発表曲が5曲も収録。未発表曲はどれも気に入った。往年のフュージョンを思わせる曲調の「トーキョー・ローズ」が一番のお気に入り。Dマイナーの4ビート「グリーディ・ウーマン」とワルツの「ザ・レディ・イン・グリーン」もとてもいい曲だ。大貫妙子との共演曲「突然の贈りもの」も良かった。クレジットを見たときはアコギと歌で演奏しているのかと思っていたが、キーボードが伴奏を付けており、その上で大村憲司のギターがメロディーを奏でる。次に大貫妙子が登場する、その後ろでオブリガードのフレーズを奏でる大村憲司。渋い。 キーボードの音色がイマイチなどの不満もあるが、大村憲司のギターが堪能できるだけでありがたい。個人的にはIより、こちらのIIの方が気に入っている。
メンバーのキャラクターゆえ、と言おうか、派手さは全くないものの、演奏自体はグイグイ行きます! 今までの諸作よりも、「手元カメラ」(特にキーボード)が充実し、画面的には面白くなっています。 地方在住者にとって、コンサートの全曲収録は魅力。特に、リコーダー・メドレーは貴重。
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