さよなら絶望先生の記事が目的で購入。副監督の龍輪直征のインタビューを元にした
全話レビューが掲載されている。なかなか読み応えのある話で、DVDを再度観たく
なる内容だった。
また、ef - a tale of memories.の監督を務めた大沼心のインタビューも掲載されて
いる。2007年度、最大のダークホースだった作品だけに興味深い話が読める。
最近のシャフト作品が好きな人なら購入して損はないだろう。
意外だったのは、三才ブックス村中編集長の
もえたんインタビューだ。これは
おもしろい。いろいろな意味で話題の作品だっただけに爆笑ものの内容になっている。
放送されたのが、絶望先生と同じ時期だったのも興味深い話として出てくる。
オトナアニメと銘打っているだけに、インタビュー記事が中心で良いのだが、少し
値段が高いように感じる。ビジュアルをほとんど必要としない雑誌なので、カラーページ
を削るなどして値段を下げてもらえると助かる。また、発売時期や、次号予告は
もう少し正確にお願いしたい。発売が遅れたり、内容が予告と違っていることが
多々見受けられる。このため実際に発売になったみるまで注文することが出来ない。
そういった点は残念だ。
破壊ではなく創生で勝て!軍事ではなく技術や経済で勝て!
という熱気が伝わってくる作品。
そして、そのテーマを(脚色した一面があったとしても)綺麗ごとで済まさずに描いてくれました。
誰もが戦争で苦い体験を負い、戦後復興の中で新しい時代に向けて立ち上がろう足掻く。
そんな人々の間でも生き残りをかけたせめぎ合いが起こる。作品カラーは違うものの、
主演である
佐藤浩市氏の父・三国廉太郎氏が出演した「飢餓海峡」を思い出してしまいました。
佐藤氏の他にも「半沢」とは異なる銀行員(それでいて単なるイイ人ではない)を演じた香川氏や
総裁役の中村氏など実力派俳優達が当時の人々の情熱が乗り移ったような熱演を発揮しており見ごたえがありました。