ディズニーは、いいですね。必ず期待する結果になってくれる。
いわば、水戸黄門やラモーンズのような安心感がありますね。
個人的にトイストーリーが★5つなので、これは★4つです。
しかし、この映画がヒットして、なぜ
熱帯魚屋でクマノミが売り切れるのでしょうか?
ボクは自分の子供がこの映画をみてクマノミを欲しがったら、「お前なに観とってんっ!」
と叱ると思います。
日本盤と輸入盤では、収録されている曲のうち2曲が異なるので
購入前によく確認してください。
この日本盤のみに収録されている、ホンジャマカ石塚さんと爆笑問題田中さんの歌う
「君がいないと」がなかなか良いです。
日本語の歌も聞きたい方は、こちらの日本盤の購入をお勧めします。
一つ残念だったのは「ファインディング・ニモ」の
スタッフロールで流れる歌も
当然収録されているものと思っていたら、未収録だったことです。
ちなみにトラック1〜9と、24〜25が歌入りの曲です。
DVDは、言語も吹き替えも楽しめるのでたまらない。
特にドリーの室井滋さんの声は、原語以上のリアル感。抜群の「間」。
本当にお魚ドリーがしゃべっているよう。久しぶりにうなってしまう吹き替えのうまさと思いました。
英語に自信がある方も、日本語で見てみてください。
この映画を親子で見られたら、子供にせがまれてもカクレクマノミを買いに行かないで欲しいです。東南アジアでは、漁師が「板金加工に使う青酸」をサンゴに拭きかけ、死にそうになって出て来たカクレクマノミを網ですくいとり、日本に出荷するのだそうです。
後には、死んだ
イソギンチャクとサンゴが残るのです。そして、多くのカクレクマノミも、お客さんの水槽に入って数日で死んでしまうのだそうです。これじゃ絶滅しちゃいますよ!東南アジアの貧しい漁師がこのブームに乗って「日本
熱帯魚御殿」を建てるそうです。
あんなに家族のいる海に帰りたがったニモの映画を見て、ニモを買う人が増えるのはとても皮肉なこと。
隠れる性質があるカクレクマノミを捕獲するために、サンゴ等の貴重な自然が破壊されている現実を、親が子に伝える情操教育に使ってもらえないかな。メイキングDVDには、水族館映像もありますので、これで我慢して欲しいな、とつくづく考えさせられる作品です。