いいわぁコレ。
鎧や兜、模様がついてるがただ色が塗られてるだけじゃなくてちゃんと立体的になってるし
色合いも絶妙で渋く、そして雰囲気がよく出ている。
特に兜(顔)の部分は複雑な形状になってて何枚もの素材が重なってて出来てる。
覗き込んだ時は感動した。ここまでやるんかいと。
実はプレイアーツなる物は初めて買ったんだけどすごく満足。
いわゆるアクションフィギュアってどうしても関節部が気になるから嫌いだったんだけど
この全身
鎧のカブラスならあまり気にならないし他のキャラも買ってみようかと思いました。
兜の下方向にのびる角と肩のガードが当たって動かしにくいが
なんとかずらせた。二つの武器はひとつに繋げられる。スバラシイ…。
ずっとずっと観たかった映画だがレンタルされていなくて今回やっとビデオで安く購入できた。
南米ウルグアイで、都市ゲリラの革命グループ(今なら、単にテロリストと呼ばれるだろう)にアメリカ人技師サントーレが誘拐され、射殺された事件がていねいに語られる。この技師の正体は、ワシントンの国家警察学校の教官で、左翼勢力弾圧のベテランであり、なんと名優イブ・モンタンが演じている。最初に射殺死体が発見される場面から始まるから結末はわかっている。それから事件発生の始まりから淡々と、地味な場面が続くので最初はわけがわからず、退屈ですらあった。しかし、段々と内容のもつ深刻さ、今につながる現代史の戦慄するような事実が暴露されていき、目が離せなくなった。南米の警察官のエリートを集めた公開拷問授業風景は、とても正視できなかったけど、、、。
アルジェリアの砂漠のプラントテロ事件が発生していた時にこのビデオを観たのだが、映画で殺されたアメリカ人が南米以外では、アルジェリアでも活躍(?)していたと語られていて、どきっとした。この映画は1973年の作品だから、アルジェリアの対
フランス独立戦争で、レジスタンス側を弾圧するのに知恵を貸したという設定だろう。
そういえばアルジェリアは15年前頃に、選挙で合法的に選ばれたイスラム系政権が、欧米の後ろ盾でクーデターを起こした軍事政権に倒されている。テロに屈しないと、人質もろとも殲滅した現政府はその軍事政権だ。
中東とはるか離れた南米が、大国の思惑でつながっている。
現代のサントーレ氏の行状は全く不明だが、この映画ではゲリラたちによってサントーレは尋問され、次々と彼の罪状が明らかにされ、それがそのままメディアに流れ、全国民が知る。
サントーレと政治犯の釈放交換条件は、政府により拒否され、サントーレは処刑されることになる。
ずっとゲリラは紳士的にサントーレに対処し、彼に「君らは知的だ」とさえ言われる。サントーレの殺害も、この国の地下組織にめぐらされた多くの秘密のグループ全員による投票により決定される。
最後の空港の場面で、飛行機から降り立つサントーレの代わりの人物をじっと見つめる男の目がとてつもなく印象的だ。
まさに「人民の目」である。
ゆでがえる化した日本人が目を覚ますのに、この映画は少しは有効かな。
冒頭のトークレディオDJ暗殺シーンから一気に引き込まれた。途中主人公のFBI女捜査官がトム・ベレンジャー演ずる白人至上主義者の男と本気の恋に落ちるあたりは甘く流れすぎな感はあるが、全体としては良い意味で通俗的な面もあり、結構ハラハラするし、それでいて米国社会が持つ暗部に光を当てた名作だと思う。コスタ・ガブラスの名前に惹かれ視聴したが、期待は裏切られなかった。
この映画を観れば、何故ジョージ・W・ブッシュなどという小人物が大統領にまでなれたのか、よく理解できるだろう。