面白い作品でした。菊地寛役の
西田敏行の情に厚くなんとも人間くさくあたたかな存在感、細川葉子役の
池脇千鶴が下町娘からモダンガールへ変身していく様子はウキウキしますし、ファッションがとても素敵です。彼女の母役の余さんも艶っぽくていい。朝鮮貴族末裔の馬海松演じる
西島秀俊のファッションや佇まい、それに菊地寛が日本刀をもった暴漢に襲われたとき踵落としを決めて立ち去っていく後ろ姿が良かったです。
最後のダンスシーンはみんな笑顔で、見終わった後、清々しく元気がでました。
下町江戸情緒と昭和モダンの空気がうまく演出されていて、楽しい映画です。