80年代に流行ったテクノ要素いっぱいのアルバムですが、
メジャーデビューする前のGlasgowでは、あのメイクと衣装で2人がシンプルにギターだけでライブやってたパンク・バンドだったみたいですね。
(strawberryswitchblade.netに詳しい。決して上手いとは言えないけど、テクノ入ってなくてカッコイイ。皮肉にもテンポが変幻自在な生ドラムが良い。)
発売された当時、日本で若干の社会現象に成っていたのを覚えてます。今、
原宿とかで見かけるロリータファッションは、彼女らが元祖なんじゃないかと勘ぐったりもします(笑)。
当時、アイドル的な扱いを受けて、男子の間ではアルバムを持ってるとちょっと恥ずかしいみたいな雰囲気がありました (私は持ってました…)。しかし、その斬新なファッションに限らず、全曲の作詞作曲、JillとRoseのオリジナルなんですね。当時は知らなかった(涙)。
このアルバムの出来は素晴らしく、大ヒットした"Since Yesterday"以外の全曲、歌詞を含めて良いです。他のシングル"Let Her Go"、"Who Knows What Love Is?"は、今では(パーカッションがウルさく感じる)"Since Yesterday"よりも好きで、何故ヒットしなかったのか不思議なぐらい。特に"Who Knows What Love Is?"は生楽器だけで、彼女らがやりたかったのはこっちだったのでは…。"Another Day"、"Secrets"なんかも編曲次第ではシングルで行けそうな感じ。Roseのクセのある声は若干のカリスマ性があって、Jillの絶妙なコーラスに包まれていつまでも耳に残ります。
その後、特に日本で売れたためか、(このCDに
ボーナスとして入ってますが)東洋趣味っぽいカバー曲"Jolene"を出したり、歌詞も糞でアイドルっぽいオリジナルじゃない日本限定シングル"Ecstasy"を出したりして仲間割れして消えてしまったのは残念ですね。いろんな意味で、時代を超えてこんな才能豊かな女性バンドはなかなかいない。登場した時代が早すぎたのか、売り方を間違えたのか(Roseは既に人妻だったし…)、当時の商業主義の犠牲者なのでしょうかね…。
メジャーデビューから売れた後の流れは、本人達にとって不本意だった部分も多かったんじゃないかな。
録音レベルが全体に高めで、ノリノリで楽しむには良いの音だと思います。他社(2社)の国内正規版を他にも数枚持っていますが、映像の綺麗さも含めてワーナー製が一番だと(私は)思います。
内容は、言わずもがな懐かしいナンバーの連続!
ストロベリーのファッションは今観てもかわいいです。MTVやベストヒットUSA世代の人なら、絶対楽しめます。お勧めです♪
EP盤でアルバムもシングルも持っているのですがどうしても欲しくなりamazonで買いました。早速聞いてみると「懐かしい~」のひとこと。
知らない人が
ジャケットだけを見るとけばけばしく感じるかもしれませんが、実際はとても可愛い女の子二人でプロモビデオを録画したりして当時ミーハーに好きでした。どうして日本公演に行かなかったのか、とても悔やまれます。
音楽もただ懐かしいばかりでなく、素晴らしい曲ばかりで捨て曲なし。
ボーナストラックの中にははじめて聞く曲もあって、最近買ったCDの中では一番気に入りました。
特に好きだったローズ(背の高い方)はPsychic TVにゲスト参加したりで、このグループが単なるポップでない多様な面を知ることも出来ます。
80'Sインディーの可愛い苺は今も輝きを失っていません。