タイトルが百合意識してますが微百合って感じです
なかなかおもしろいのですが
１巻で終了しているためキャラの印象づけのための巻となっており
メインもですがサブキャラに期待もできたのでもったいなかった

機会があればまた百合物に挑戦してもらいたいものです

　作者のコスプレ、服飾論を成年誌で展開させた可愛くもKYな「しすこれ」シリーズが気に入ったので購入致しました。
　今時珍しい寸止め感溢れる内容ですが、ここでも全身タイツを含む衣装フェチの作者が見せる着衣のエロチズムが可愛らしく炸裂しています。
　体にピッタリした宇宙服、光学迷彩服、ブラジリアン・ビキニを含む様々な水着、浴衣、軍服（女子限定）等、百花繚乱です。
　内容は奥手の草食系美少年、有紀の宇宙人とも交配可能な優秀なDNA（子種ですね）目当てに複数の宇宙人と彼を慕う幼なじみ、大家さん、妹等が一体となって一つ屋根の下に暮らすと言うハーレム状態を前記仄かなお色気（前巻よりは微増していますが）で描いた漫画です。
　この巻後半から登場した有紀の母親：地球人最高級の頭脳と科学装備をもち、縄師の心得も有る「桜さん」のぶっ飛んだキャラクターは傑作でした。
　続けようと思えばまだまだ行けたのでしょうが、あまりにもまったりした内容がインパクトに欠けたと取られたのかもしれません。
　筆者はその温い感じが気に入っていたので残念です。

　陽性で柔らかい微エロがお好きな方、作者の衣装フェチに共感された方、表紙の丸顔で常に頬を赤らめているかの如きキャラクター・デザインが気に入った方にはお薦めです。

　4編の幕間四コマ漫画（重力と気圧が高い星から地球に来た宇宙人女性はバスト・サイズがアップする、と言う話が傑作）とあとがき漫画2Pが付属していました。
　表紙を外すと表紙の教室のシチュエーションを露天風呂に変えたイラストが現れます。