新曲を2曲加え、初期の3作品の中からコンサートでよく演奏する楽曲を選んで再収録したのが今回のアルバムです。マイケル・スウィートの歌唱力は健在で、演奏もレベル･アップしておりストライパーファンだけでなく、一般の洋楽ファンにも是非聴いてほしい作品です！！もっと売れても良いと思うのですが･･･。

新曲2曲を含むリマスターベストです。肝心の新曲ですが、ラスト作「against the low」の次にくるものとして考えれば落胆することはないでしょう。もう彼らに往年のキャッチーなハーモニーやツインリードを望むのは酷だとおもいますので…。他の曲の選曲については、妥当なところではないでしょうか？ファンにはそれぞれ思いいれの曲があるとおもいますので文句もあるでしょうが、彼らの曲に初めて接するには良い選曲だとおもます。

確かに音は少し曇った感じはしますがメンバーの表情や観客のテンションなどいいライブだったんだなあと感じられる作品です。ボーナス特典の映像はto Hell with the devilツアーの日本武道館です！！

久しぶりに”歌えるボーカル”を聞きました。時代を感じさせない良い声と演奏に脱帽でした。日本でのライブを是非実現してほしい。

正直残念に感じたのは、
基本的にチューニングを下げているにも関わらず、
マイケル・スイートの声がずっと苦しそうに聴こえます。

当然あのハイトーンを求めるのは厳しいのでしょうが、
プエルトリコのDVDやライヴ・アルバムではこれまで余り感じなかったので、
尚更、キツそうに感じてしまいました。

オズ・フォックスにもう少し歌わせたほうが良いのでは？
と余計な勘繰りをしてしまった為、☆1つマイナス。

この内容なら、特に字幕が無いと困る事もないので、
国内盤にこだわりの無い方は、
リージョン・コードもALLな輸入盤で十分です。