オーソン・ウェルズのナレーションによる
英語教材のネタとして有名な「ゲームの達人」の原作です。内容はいわゆる「岩窟王」の現代版みたいなものです。批評家の評判はよくありませんが、雑誌等のブック・レビューではおおむね好評です。ブック・レビューは基本的に提灯記事ですからね。各国でベスト・セラーになっていますので、面白くないことはありません。
シドニー・シェルダンはもともと
ハリウッドの脚本家で有名な賞も取っています。もっとも代表作といっても、そんな映画もありましたね。というぐらいのものです。今となっては単なるベストセラー・作家ですね。最近ではペースも落ちているようですが。
シェルダンの作品はいわゆる"PAGE TURNER"と呼ばれるもので、次はどうなるんだ、次はどうなるんだと、ページをめくっているうちにいつの間にか終わってしまうという類のものです。これがサスペンスと呼べるかどうかは微妙です。ストーリーの進め方はさすがにうまいですけどね。
英語も読みやすいし、
英語の勉強にはいいかもしれません。一冊読み終えるとペーパー・バックなんか何でも読めそうな気がしますが、それは錯覚です。
帯に書いてある通り、寝不足必発です。物語の面白さにぐいぐい引き込まれて、上下巻セットで購入して良かったと思いました。最初から下巻も買っていなかったら、深夜に気が狂いそうになりながら注文したでしょう。久しぶりに活字に心動かされました。
偶然YouTubeで見つけた達人王の動画、観てみると音楽がすごくいい!と思い、サントラは無いかと検索したらamazonにあったので購入しました。1〜6面、ボス戦、全てハズレ無しでした。
一つ残念な事は、こんなにいい曲が2周しかない所でした。まぁサントラはほとんど2周ですよね。各曲4周くらいは欲しかったです。それ位いい曲が揃ってます。
このゲームを知らなくても一度視聴してみて下さい、気に入ると思います。