写真集といいつつも、本書のメインは、彼女が父との死別について綴った手書きのエッセイ(約20ページ)です。
そこから彼女の内側のひととなりに触れることができます。
外見だけではなく、彼女の心に寄り添いたい、共感したいというファンには、スゴク大事な一冊になりそう。
もちろん、100ページほどにわたる多数の写真も、うれしい。
水着姿や寝巻き姿などは無いけれども、多くの
キャミソール姿の写真にドキドキさせられます。
と同時に、その素朴な味に、しっかりと癒されて満足。
おそらく、写真集に求めるものやモデルのイメージがそれぞれ違うので、評価が分かれてくるのだと思うのですが、この写真集は、いろいろなニーズを少しずつ満足させてくれるのではないかと感じました。たしかに、中には何を表現したいのかさっぱりわからないようなゲージュツ的な写真や、個人的には演出過剰気味と思うようなものもありますが、その一方で、モデルの美しさを存分に表わしている写真もあります。中北ヨーロッパの雰囲気も、チラっと味わうことができます。私などは、1冊の中に自分の気に入った写真が数枚あれば、満足してしまうほうなので、これは納得の1冊。また、ロケ地のヨーロッパに合わせて、全体に色調が落ち着いています。コダック系ではなく、アグファ系の押さえたトーンです。光沢を押さえた、ちょっとザラついた紙の質も、こういう色調とマッチしています。
主演の3人(
内山理名・
堤真一・夏川結衣)が3人とも不器用で、もどかしい。でも愛おしい。特に抑揚のある作品ではないが、とにかく心に響く秀作である。またREMEDIOSの音楽が抜群で、映画全体の格を上げている。彼女の奏でる音楽は最新作の「恋の3乗」に至るまで一貫して切ない。長澤監督にしてもいちばん十八番とする題材であり、演出と音楽がバッチリはまった好例といえよう。内山がメイキングで「映画に出て初めて演技について真剣になった」と語っているが、初主演映画が長澤組なんて、何と恵まれていることか!
美術も天下の種田陽平だし。長澤雅彦は言わずと知れた岩井作品の最高峰「Love Letter」のプロデューサーである。あの大傑作のモチーフは「雪」だったが、本作は「雨」。もどかしい気持ちを表現するのには格好の舞台だった。赤い傘を父と娘が受け渡すシーンは、最初と最後の意味合いが全く違う。そして最後に舞う雪。顔の雪を感慨深く受ける内山の姿は、中山美穂を彷彿とさせた。本作を学園映画だと勘違いしている人はぜひ観てほしい。「卒業」というのは、3人それぞれの「思い出」からの卒業である。
妄想癖激しい主人公・彩果、田舎から上京してくる同級生・のりこ、その優柔不断な恋人、上司の山田のモ怪しい通販商品のモニタリングも動じない彩果の同居人・夏樹、バーUBUの店長、カリスマスタイリスト(?!)・甲斐優馬とか、彩果の周りもみなキャラが濃く、可笑しすぎる。
ラブコメディなんでバカらしさもあり笑いは絶えないけど、同性愛とか、サラっと考えさせられるし、最後はみな幸せに終わるんで、安心して見ていられます。人気スタイリストの隠された真実なんかに何話も振りまわされつつ、隠れたキャラに笑わされました。
GYAOのオリジナルドラマで、先ごろまで再放送?されていましたが、DVD化されて思わず購入。
何事にもめげずまっすぐな女の子の話。コメディ好きにはお勧め。
ただ青森なのに
富士山の山頂が見えるのはやばいかも・・・。