原作本を先に何度も読んだあと、見ました。
そもそもこの本の舞台は首相公選制が存在し、街中のいたるところに
セキュリティポッドが備え付けられ公安が住民の情報管理しているというフィクションの仙台なのです。
だから突拍子もないおかしな話で、ご都合主義なのは当たりまえ。
だけどここにある友情や信頼はリアルでした。
映像になってよかったと思いました。
原作では大学時代に彼らが何度も使っていた携
帯電話が出てきません。
そのあたりはリアルな過去になっていました。
できれば雪かき部からのストーリーを見たかったな。。
とにかくすべてフィクションの設定でその中に個人的なノスタルジーを感じるかどうかがこの映画に入りこんで楽しめるかどうかの差だと思いました。
この作品をみて痛感するのはこんな世の中に、本当に苦しい時に助けてくれる人が過去からも現在も自分のまわりにもいるかもしれないという希望が持てることでした。
たとえそれがリアルではなかったとしても。
外大を中退し世界を放浪した元祖ヒッピーのセカンドアルバム。「ファーストアルバム」という
タイトルだが、この前に、「回帰線」というアルバムを出している。これは、田舎の一軒家を借り切って、はちみつぱいやリリーが参加して、当時最高のミキサーだった吉野金治により録音された傑作。ミュージシャンが合宿してすこしずつ作っていった作品。個人的には、回帰線の方が思い入れがあるが、完成度はこちらの方が高い。日本に帰ってきたヒッピーの不思議な世界観は、物まねと国内市場受けをねらう、最近のjpopとは全く異なった味わいがあります。
南の自由奔放なヴォーカルを
キャラメルママが重心低い音でサポートしています。
まだ聞いたことがない方は2曲目を視聴してみてください。なかなかないですよ、こんな音。レアグルーヴに通じるものもあります。
「ブギ」でのリリィのハスキーヴォイスもイカすし、「紫陽花」「家へ帰ろう」など名曲多し。
オススメです。