ナイトウィザードの『読んで、聴いて、遊べる』ファンブックの第9段。鈴吹太郎によるリプレイを掲載。何人もの魔王の名が登場しており、豪華で手堅い面白さだ。ボイスドラマは前作の主人公天乃杏を引き続き登場させている。コメディとシリアスとちょこっとのお色気が絶妙なバランスが取られており、今回の全体的な雰囲気が明るいものとなっている。付属シナリオはギャグ色が強い温泉話と、魔王戦争に巻き込まれたPCを描いたものの2本。ファンなら買って損は無い。
私は、この『溝らじ』が大好きでした。その溝らじCD、最終巻です。
しかしその気持ちが災いしてしまい、配信での最終回を聴く事が出来ず、
本商品を購入した後も、配信最終回と特別版CDを聴く事も出来ませんでした。
これらの最終回を聴いてしまうと、
自分の中で本当に『溝らじ』が終わってしまうように感じられてしまっていたからです。
それから1年以上が過ぎて、2013年12月、コミックマーケットC85が開催されました。
御存知の方も多いでしょうが、このイベントで限定販売された『WHITE ALBUM2 ぽかぽかセット』と云う商品において、
『溝らじ』は変則的かつ一時的にせよ、見事復活を遂げました。
これをもって、自分の中に「『溝らじ』はまだ終わってはいない!」と云う想いが強くなり、
ようやく前述の最終回を聴く事が出来ました。
正直、私はこの手のラジオの最終回はあまり好きではありません。
それは、女性パーソナリティーの場合、“涙”の展開になる事が多々あるからです。
個人的に湿っぽい展開は嫌でしたが、『溝らじ』パーソナリティーのお二人には、心配無用でした。
確かに配信最終回では若干危うい展開になりかけましたが、無事に持ち直しています。
ラストでのサプライズな展開の連続も、爽やかなフィナーレを彩ってくれました。
番組開始当時のグダグダっぷりを思い返せば、4年半の時間と経験の積み重ねを実感させてくれます。
そして新録の特別編ラジオは、過去の名場面を振り返り、一部では当時の音声も再生されます。
長寿番組ならではの、「あんな事もあったなぁ」と云う感慨深さがステキなのでした。
本商品に収録されている配信分、ラスト間際のゲストラッシュも聴き応えがあります。
ただ残念なのは、
前述の溝らじ復活番組である『WHITE ALBUM2同好会ラジオ/ザ・リベンジ・オブ溝らじ』のCDが、
実状入手困難な事です。
願わくば、『WHITE ALBUM2同好会ラジオ』のCDに、
ボーナストラックとして当コンテンツを再録して頂ければと思っています。
そしてまた、何かの機会に(便乗して)、『溝らじ』に再会できますように……。
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2014.05.03 追記
この世の中、何が起こるか、本当に分からないものです。
『帰ってきた! ささら、まーりゃんの生徒会会長ラジオ for ToHeart2』と云う形で、見事に復活を遂げました!
次のAQUAPLUSメディアミックス作品が登場するまでは、続くかな……?