エディ・スリマンのクリエイションは確かに素晴らしいし、
デザイナーを志す私としても刺激になる服を創造している。
しかし彼の服はRunwayにおいて輝くのであり、日常で着るには
デザイン的にあまりにも現実離れしているし(例えば中村獅童。
着こなせていないし、似合っていない。)、
またメンズノンノなどの雑誌で最近よく取り上げられ過ぎていて、
ナンバー
ナインなどと並んで一部の人には「着ててイタい服」
としてDior hommeは認知され始めている。しかしこの本に
関して言えば、世界中から集められた人々が時間を
かけて製作しているvisionaireであるから内容としても申し分ないし、
Hediがどんな物にinspireされているのかもわかるだろう。
Dior hommeファンにはオススメできる。