トム・ウェイツといえば、やはりあのしわがれた声である。喉を限界まで潰したしたような声に、最初は誰しもが驚き、違和感を覚えるであろうが、段々とその声の心地よさに魅了されていくはずである。 初期ということで、このアルバムの頃のトムウェイツはまだまだ声が若々しい。とはいえ、やはりはトムウェイツといわんばかりに、その声は重く美しい。 そしてこのアルバムは、初めてトムウェイツを聴く人でも聴きやすい、キャッチーでメロウな曲が満載されていて、ラストまで気持ちよく聴きとおすことが出来る。飛び抜けて凄い曲があるわけでもないが、名作というに十分な出来である。まずはこの一枚から、彼の世界に入ってみるのはいかがだろうか?
1曲目のイントロだけで、決定的な何かを見た気がします。
聴き始めてしばらくの間は本当にこのアルバムしか聴けなくなっていました。
タイトル通り、閉まった酒場で独り静かに奏でているような、後のいずれ
の作品よりも寂しく、突き抜けた感傷があります
(個人的には「土曜日の夜」がそれ以前の、開店時間に流れてる音楽、
て感じがします)。
この作品に出会うまでのあらゆる体験、思い出が音の中で流れているのを
自分は感じました。特に1や5、11ではそれが際立っていた。
波長が合う人にとっては、この上なく心に突き刺さる歌の数々。
少なくとも僕は死ぬまでこの作品を大好きだと思います。
本当に言うことなしの作品は、正直レビューに困ります。気持ちを表したい
のだけど、どの言葉でも伝えきれないです。
DJの仕事を転々として女に愛想をつかされるザック(トム・ウェイツ)と、ビッグになる夢を見続けるしがないポン引きのジャック(ジョン・ルーリー)。おいしすぎる話にマンマとのっかり、ものの見事にハメられて刑務所送りになる。「どうせあがいたって何も変わらないさ」と思っているであろう2人は、運命に流されっぱなしの、ジム・ジャームッシュ作品には欠かせないいつもの脱力系キャラだ。
その2人に対して、刑務所の牢屋で同部屋となる謎のイタリア人ロベルト・ベリーニは、あきらかに異質だ。愛嬌のあるベビーフェイスによく通る声。英語の手引き帳を持ち歩き、何とかアメリカ文化に馴染もうと、あくまでも人生には前向きだ。アメリカ社会の澱の中にどっぷり沈みこみ、すっかり生気を失っているジャックとザックとは大違いである。
まんまと脱獄に成功したものの、沼地をさまようハメになる3人。人生に目的のないジャックとザックは、ケンカ別れして別々の方向に歩き出すが、結局は元の場所に戻って来てしまう。唯一ロベルトだけが、沼地の近くに立つレストランで一生の伴侶(ニコレッタ・ブラスキ)を見つけて腰を落ち着ける。翌朝レストランを旅立ったジャックとザックはY字路にさしかかり、再び別々の方向に歩きはじめるが、結局は元の場所に戻って来るにちがいない。
この待ちに待った新譜、現時点でも4バージョンがあるようです。 1-輸入盤 2-日本盤(ボーナストラック 1曲) 3-輸入盤(2CD/1枚がボーナスディスク 3曲+BOOK) 4-輸入盤(LP+CD/他のレビューの方を参考にしますと同内容) わたしは、2CD+BOOKを買いました。 キースリチャーズがいきなり1曲目からトータル4曲参加しています! 1曲目からビシバシとトムウエイツにヤラれてしまいます。 しかし、バラエティーに富んでギリギリに収められた曲。 久しぶりに聴くオリジナルアルバム。 呆気にとられているうちにあっという間に終わってしまいました。 最初は、B5サイズより少し小さい本を見ているどころじゃなく、今やっと本のほうを見始めています。 毎回そう思ってしまう方も多いと思いますが、最高傑作です。
ジム・ジャームッシュの作品を見るのは初めて。 一気にファンになった。 映像とキャスティングと音楽と。すげてがかっこいい。 12のショートムービーから成るので、飽きずに見れる。 同時に、一つの作品としても完成されているので、満足感も残る。 ふとまた見たくなる、あのセリフが聞きたくなる、そんな映画。 爆笑はできないが、にやっとしてしまう。 それから、英語を勉強している人にもおすすめ。 そのまま使いたい、おしゃれな表現が満載です。
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