冒頭からムカツク失礼な犯人。 主人公の涙をナイフですくうシーンはアドリブだったとか。 ガソリンスタンドに車が突っ込んで来るシーンは ルトガーハウアーが自らスタントをしている。凄い。
そしてなんと言っても伝説のトラックに鎖で体を縛られて 体を引っ張るシーン。ん??? そんなシーンありません。でも確かに観た気が・・・ オラは確かに引きちぎられ内蔵をぶちまけた姿をみたんだ!っと 言う人が当時かなりいたとか。いないとかw
この映画は殺人の直接描写がほとんどありません。 しかし見た気がしてしまう上質なサスペンスに仕上がっています。 リメイクの300倍面白いです。(リメイクは本当にやっちゃうしなw酷いCGでw)
ただ欲を言うとラストだね。もっとカッコつけろと。
あり得ない狂気の殺人鬼を「ブレードランナー」、「ブラインド・フューリー」のR・ハウアーが怪演。 この殺人鬼”ジョン・ライダー”を軽い気持ちで車に乗せてしまったばっかりに恐怖体験する悲運の青年”ジム”を演じるのは「アウトサイダー」のC・トーマス・ハウエル。 ジムが逃げ込んだレストランのウエイトレス役には「初体験リッジモント・ハイ」のJ・ジェイソン・リー。 この娘がジムを助けようと手を貸してくれるのだが 忍び寄るジョンの魔の手がせまり・・・。 とにかく、殺人鬼ジョンの執拗かつ狂気の追い込みが怖すぎる!ことごとく悪い方へと導かれるジムも悲惨だが、彼らの行く先々で巻き込まれる人々も超、悲惨だ。 警察署を全滅させるのには「ありえねー」と思ったが・・(ターミネーターじゃあるまいし)。 恐怖を煽るような見せ方も上手いですね。 ・・なぜジョンが殺人鬼と化したのか不透明な部分を知りたいと思うところもあったが テンポ良くSTORYが流れていくのでラストまで滞りなく楽しめた。 不気味で不死身っぽいこのテの悪役にありがちな設定に「やっぱり」的な展開も見られるが それでも引き込まれるのはルトガーの超絶な怪演が観る者の心を掴んで離さないからだろう。 彼はこういう役にドンピシャにハマる魅力を持っている。 「ブレード・・」しかり「ナイトホークス」しかり・・・。 冷酷で残忍な”悪”のイメージが強かったので洋画版”座頭市”の「ブラインド・・」を観た時は感動しましたねぇ・・優しい顔に(笑)。 途中でジムが耐え切れず自ら死のうとするシーンがあるのですが ジョンの執拗な追い込みはソレほどまでにハンパないのです。 そういえば外国のニュースで逆パターンの事件を聞いた事があります。 運転手がヒッチハイカーを殺しまくる話・・・ ”ヒッチハイク”という日常に実在する題材を取り上げ そこで起こりえる恐怖を極限にまで見せつけたこの作品、見知らぬ人を乗せる事が出来なくなる 疑心暗鬼な一枚です(笑)。
まず 俳優陣の演技がすごいです。
ルドガーハウア―の あのまなざし なんて迫力なんでしょう。
圧巻は 車の中で主人公を脅すシーン。
ナイフで頬のあたりをなで 目の近くにナイフをちらつかせるたのはアドリブらしい。
アドリブで ナイフで目に突き付けるなんて アドリブの域を超えてるでしょ!
ただ それが本物の緊迫感を生んでいるシーンだと思います。
主人公の俳優もそれにこたえていますし 終盤の彼の成長も素晴らしい。
古い映画ですが 今も色あせない迫力があるのは この映画が本物の証でしょう。
探すのに苦労しました。観た時は確かピュア・デンジャーとか何とかだったような。でも、印象的な場面が多くてもう一度観たいと思った作品でした。カーチェイスのシーンなど見所は色々あるのですが個人的にはラストが好きですね。ループしてるっていうような感じが。
前作(リメイクの原作)を知っているので、ついそのイメージで見てしまう。
ヒッチャーの一線越えた怖さというか不気味さが減り、現代風な無差別殺人者になっている感がある。 「なんでこんなに追い詰めるのか」という殺人者の素性が本当は気になるはずだが、 そんな当然な疑問が頭に浮かぶ事さえ許さない、あの狂喜さが少し足りない。 ある意味、本当にありそうな感じに収まったリメイク作品。
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