この6枚組CDでは、ほぼ年代順に懐かしい曲目が並んでいる。ディスク1,2でフォークルやワイルドワンズのようなナツメロが入っていると思えば、ディスク3、4ではチェリッシュや安西マリアの名前があったりする。こうした意味もあってこのCDの「フォーク・・・」というタイトルは正確な表現ではない。
でも、そんなことはどうだっていい。この音楽を聴いてみれば、その時代、そのころの自分に戻っていけるような、そんな感覚にさせてくれるような構成なのだ。音楽好きの人たちなら、ここでの曲目のほとんどは知っていることだろう。そして自らCDに持っている人も多いことと思う。しかしたとえば、いつしか聴いたことがある程度だったフォークルの「戦争は知らない」やナターシャセブンの「想い出の赤いヤッケ」などを聴いてみると、本当に新鮮な感覚が耳に蘇ってくる。ここでは特に‘70年頃の貴重な音源や、ふと忘れてしまいそうだったナンバーを数多く収めてあることが嬉しい。もちろん70年代のニューミュージックにも、よく聞いていたはずなのに新鮮な曲目が収められていて、これらの音楽を聴けばとても懐かしい気分にさせてくれる。
青春時代の思い出として、そしてナツメロとしてもぜひ聴いてもらいたいCDだ。あと、些細なこと、いや一番重要なことかもしれないが、100曲で4320円という安さ、これがいい。
主に「この頃生まれてねーよ!」って人にも聴いて欲しい部分をピックアップ。
尾崎紀世彦ファンとしては、「また逢う日まで」と「さよならをもう一度」ははずせませんね。
きよっちゃんと言えば(私は勝手にきよっちゃんと呼ばせてもらってます)
「夜もヒッパレ!」でよくB'z唄ってましたね。
あの伸びとハリと音域のある声で、最近の売れ筋曲を歌ってくれると
結構しびれました。B'zとかミスチルとかって、たとえば素人がカラオケで歌っても
なかなか唄いこなせないアーティストだと思うのですが、きよっちゃんはさすがですね。
また逢う日までの前奏の部分だけは、ビールのCMで使われてたから、そこだけ知っている人も
多いかもしれないけど、さよならをもう一度はあまり知名度高くないかも><
でも、私は「また逢う日まで」のサビの部分だけが頭にこびりついていて、お父さんに
「二人で〜ドアをしーめーて〜〜!!!って歌ってる曲なに?」って聞いて
歌手名と曲を教えてもらって知ったんですよね〜。
(あの歌詞は離婚を歌っているんでしょうか…)
はしだのりひことクライマックスってアーティスト名がすごいけど、
この「花嫁」っていい曲ですよ。
「17才」は森高千里もカバーしてたので説明するまでもないでしょう。
「あの素晴らしい」と「翼をください」も学校で唄ったりして覚えてるんじゃないでしょうか。合唱で。
「ナオミの夢」はなぜか「僕たちの洋楽ヒット」というオムニバスにも入っていました。
ハモリが楽しいです。バリバリ日本語歌詞なんですが…洋楽なのか??
多少偏りもあるかもしれませんが,発売元のソニーミュージックの音源に限ることなく,他のレコード会社からも集めた4枚組,全66曲のフォーク大全集は,非常に充実しています.メーカーの宣伝でも,「'60年代から'90年代」の「いつまでも色あせないフォーク&ニューミュージック」ということですから,中にはフォークとは言い切れない曲が収録されているのも,よろしいのではないのでしょうか? テレビの特集等で取り上げられる曲は一通り収録されていますし,お値段も1枚当たりわずか1,500円でお得.これだけメーカーをまたがった全集というのはなかなかありませんから,現役でフォークを聴いて育った年代もさることながら,最近のフォーク・ルネサンスともいえるブームの再燃でフォークに注目した若い人たちにお勧めです.
やっぱり、石川鷹彦さんのギターは最高。
随分、昔の曲なのに今聴いても全然古臭くない。
このCDと同じタイトルの楽譜集も購入しました。
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