たまたま仕事途中にFMラジオから聞こえてきた曲、そして、バイオリンの音色。 元来、ドラマチックものが好みの私は一瞬で引きつけられ、名前を覚えてチェックしました。 聞けば、長く演奏活動をしていなかったのに、最近復活したとか、年齢を経た今の演奏はどうなのか興味があります。
サンサーンスをはじめ、フランス作曲家の作品にはもっともっといい曲がありそうで楽しみになりました。
「序奏とロンド・カプリチオーソ」は聞くたびに、いまでも鳥肌が立ちます。
名曲ばかりで、とても良かったのですが、一曲ごとが短く編集されていて少し不満です。
この組み合わせがうれしかったです。 ロマン派と印象派ですが どちらもロマンチックだと思います。
ヴェンゲーロフの「引退」に落胆したファンがどれだけこのときを待ち望んだことか。ホロヴィッツの「ヒストリカル・リターン」ほどの劇的さは無いとしても、それ以上の意味を持った奇跡の復活だ。
ロンドンのヴィグモアホールでのライヴだが、拍手も咳払いなども一切入っていない。プログラムは、バッハのパルティータ第2番とベートーヴェンの「クロイツェル・ソナタ」がメインだが、これが実に対照的な演奏。自らの再起の歩みを確かめるような静謐なバッハに対して、ベートーヴェンは沸きあがる情熱に身を任せたような熱演。ピアノのゴランも見事に応え切っている。アンコールのヴィエニャフスキとブラームスに至っては、往年の力量を彷彿とさせる余裕の美演。ヴェンゲーロフの見事な「歌」が響き渡る。
ここにヴェンゲーロフは完全復活したと言ってよいだろう。今後この美音と歌がさらに磨きぬかれ成熟していくことに対し、否が応でも期待が膨らむ。この歴史的再起に、心からの拍手を送りたい。
読み始めると止まらない・・・何度も何度も読み返しています。 以前CDを買ったときに、入っていたカードにも子供時代のことが書いてあったことがありましたが、 あの時感じた切なさをずーっと感じてしまいました。 と言っても可哀想だと思ったわけではないのです。 彼は幸せだと同時に何か足りないのでは・・それは何なのか。 何かを得るためには何かをなくさなければいけないのか?と考えさせられました。
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