スパルタカスは、やはりこのカークダグラスのオリジナルを見ないと始まらない。最新版スパルタカス赤蛇の紋章をこれから見る方、スパルタカス2004を見た方も、本オリジナル スパルタカスを見ることを是非お奨めします。CGなんぞ無い時代のスペクタル映像の凄さが解ります。
後年、超大作を続けて放ったデヴィッド・リーン監督が1954年に撮った白黒の、比較的地味なコメディーですが、原作がしっかりした舞台劇なので、なかなか楽しめました。ケチで、大酒飲みで、店は長女に任せっきりの靴屋の主人を演じる巨漢のチャールズ・ロートンが印象的な芝居をしています。特に、酔っ払って、満月が映る水溜りに突っ込む場面は見物です。また、しっかり者で、最後に父親をぎゃふんと言わせる長女、マギーを演じるブレンダ・デ・バンジー、読み書きも出来ないが、ひたすら真面目に仕事に励む靴職人ウィリーを演じるジョン・ミルズもとても良いです。「戦場にかける橋」や「アラビアのロレンス」、「ドクトル・ジバゴ」に感激した方は、この作品も是非見てください。
ローマ帝国時代にあった奴隷スパルタカスの反乱を描いた超大作。
昨今のCG合成ではなく生身に人間による大合戦シーンは圧巻です。
本作品の製作自体がカーク・ダグラスで、当初はキューブリック監督にまかせていたのですが、完成間じかラッシュをみて、カーク・ダグラスが駄目だしをし…新たにキューブリックを無視して編集しなおしてしまったので、キューブリック曰く「ズタズタにされて私の作品じゃありません。」ということです。
キューブリックのスパルタカスも観てみたい気もしますが、これはこれでアクション中心のハリウッドらしい歴史大作になったのだと思います。
ハリウッド黄金時代に作られた歴史大作を観たい方へはお薦めでしょう。
この映画の見所の一つは、やはりナイフでのファイトシーンです。 ラストシーンでは2人の男が自然の中でナイフで戦うシーンは、 圧倒されるものがあります。 ベニチオ・デル・トロ,とトミー・リー・ジョーンズの競演は本当に素晴らしかったです。 しかし、自分はトミー・リー・ジョーンズは「逃亡者」、「追跡者」などの イメージが強く「逃亡者」、「追跡者」などの続編のような気がしてしまいました。 でも、上記の作品やファンには、たまらない作品かとおもいます。
海洋冒険活劇の定番を押さえたストーリー展開が
心地良い作品であります。
これこそ「定番」の力を示す作品であると
いえるでしょう。
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