思い切って言ってしまえば、デスメタルは音楽性に優れているものは皆無だった。 リスナーから高評価のアルバムをいくつか聴いてみたが、どれもつまらないの一言。 デスメタルという範囲内だけで評価されたのだろうか。
しかし、これは自分が聴いたデスメタルの中で唯一良かったと思えるアルバムだ。 少し複雑な曲を超絶ドラミングで繋いでいく展開は圧巻。 このバンドが他と違うのは、その繋ぎ方が格好良いこと。 ドラムが良い仕事をしている場面がほとんどだが、ベースやギターも効果的に使っている。 ボーカルはなんともいえないが、一応盛り上げるところで盛り上げてるので良しとしよう(笑)。 良い曲は、音(楽器)の抜き差しが上手い場合がほとんど。 それに比べ、他のバンドはリフをただ繋げているだけだったり、全部の楽器が鳴りっぱなしのつまらないものばかりだ。 リフの格好良さやドラムの凄さだけで評価してくれるのは初心者だけ。
このアルバムはどの曲も練って作られたのだろう。 残念ながらこれ以外のアルバムは微妙に感じたが、クリプトプシーは悪くない曲を作ってる。
5曲目の終わり方にしびれた(蛇足)。
まず、音質が良い。モービットエンジェルのライヴアルバムも凄かったがこのアルバムも強烈! フロ・モーニエの怒涛のブラスト&ツーバスプレイに一寸の乱れもない弦楽器隊・・。そこにのる猛獣のごときデス・ウ゛ォイス。 でも、このドラムは人間ではないな。トリガー無しでこの音圧、エクストリームメタル界最強のドラマーだ。
フロのバスドラが不安定です。 これからライヴの経験をたくさん積んでパワーアップして欲しいです。 Voはスタジオより少し下品になっててなかなかです。 クリプファンなら買って下さい。
やっと人間になった(笑)彼らのサードアルバム まあ人間といってもボーカリストは例によってものすごくいかちぃ。 歌詞も聞き取り可能になったからメロウになったかといえば、全くそんな事はない。暴風のごとく、津波のごとく、凄まじいスピードで鉄槌のような超強力サウンドが振りかかってくる。青をイメージしたジャケもかっこいい
CRYPTOPSYの未発表曲入りベストアルバム。 収録曲に関しては各アルバムの代表曲からまんべんなく入ってます。
<ディスク1> 新曲3曲+スタジオ3〜6thの曲を収録 <ディスク2> 1〜2ndの曲+None so liveから数曲+5thボーナス収録のlive2曲+リハーサルバージョン数曲 といった内容。
ディスク1に収録されている未発表の3曲は先日発売された最新作『CRYPTOPSY』路線の直球系の非常にアグレッシブな良曲です。 その他ディクス2に収録されているライブ曲は『None so live』や他のアルバムに収録されているボーナストラックからの抜粋です。 またリハーサルバージョンは、私は初めて聴いたので新鮮ではありましたが、音が劣悪なため非常に残念でした。 以上のような内容のため大概のベストアルバムがそうであるように、コアなファンまたはCRYPTOPSY入門向けといった感じです。 ファンからすれば新曲有りだし、今までの代表曲がSHM-CDで聴けるので買って損はないかと思いました。 だたせっかく会心作のニューアルバムを出したのですから、ベストアルバムの発売を少し遅らせ、最新作からも数曲収録してほしかったかなぁと思いました。
☆7の評価ですが、『CRYPTOPSY』からの曲がない、リハーサルバージョンの音が劣悪な点でそれぞれ☆1つずつ減点の☆5とします(^^)/
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