昨年逝去されたW.ピケット絶頂期67年の作品。爆走するソウルダイナマイトという感じではなく、粘っこいミディアムテンポのアップ曲と、荒ぶるぶっきらぼうな歌唱で男臭さを感じさせるバラッドがいい感じで配曲されている。前者は大ヒットしたFunky Broadwayをはじめtrack1,6,7、後者はtrack4&5,8,10などが代表的。小難しい節回しを多用せず発声の切れと射出のストレートさやわかりやすさで、ブルーアイドソウルはもちろん多くの白人ロッカーに愛された彼であったが、彼を嗜好したヤング・ラスカルズのLove Is A Beautiful Thingを比較的忠実にカバーするなど他への影響力と共通性の混在も聴きとれる。
佳曲揃い、中でも聴きものはI'm Sorry About Thatかと思う。これは絶唱だ。決して滑らかではないが、荒々しい中に絶妙な強弱による「男泣き」が表現されていて、他の誰にも真似できない名バラッドを完成している。簡潔で情感を抑えたバックが抜群にはまって、ありがちな歌詞ながらも、聴き手の心へ直球で放り込まれる情感にはいつ聴いても胸を打たれる。
通勤時、車中でよく聴いています。 各曲とも延々と続いているわけではないのでいわゆるサビ(その曲 の代表的なフレーズ)の部分を含めて良い具合に入っていて私は好きです。
このシリーズは初めて買いました。内容は凄くいいのですが、値段が高すぎます。なんでこんなに高いのでしょうか?でもYMOの新曲が聴けて良かったです。
50代の洋楽ファンです。 最近とみに懐かしい青春時代の音楽にハマッています。年と共に回顧趣味が強まっているのかもしれません。このCDで扱われている曲のヒットした頃は、まだ10代前半でしたので、知らない曲も収録されていましたが、多くの懐かしいお宝サウンドが満載されていました。 最初に小遣いで購入したレコードが、ベンチャーズの「ダイアモンドヘッド」でした。当時は、ビートルズ以上にベンチャーズを頂点としたエレキ・ブームでした。これはその代表作だと言えましょう。いつ聴いてもいいですね。 フランス・ギャルの歌う「夢見るシャンソン人形」も大ヒットしましたね。とても可愛いお人形さんのような歌手だったのを記憶しています。 パーシー・スレッジの「男が女を愛する時」は、今でもソウル・バラードの代表作として多くのブルース・シンガーにカバーされて歌い継がれているのは良くご存知のことでしょう。同じ歌詞を繰り返す中に、その切ない心情が伝わってきます。 ザ・シーカーズの「ジョージー・ガール」はつい最近でもCMに使用されていましたので耳馴染みの曲です。爽やかなポップなサウンドが愛される理由でしょう。 60年代、日本では高度成長真っ只中でした。東京オリンピックが終わり、新幹線が開通した頃です。 世界中の国々の人々が、まだ夢を一杯もち、未来に明るさを感じていた頃のヒット曲集です。このCDを聴きながら、心の中にあるあの頃の思い出にタイムスリップしてください。
60年代のR&Bのヒットメーカー。 彼の曲は多くのアーチストにカバーされ、「イン・ザ・ミッドナイト・アウー」「ダンス天国」「マーシー・マーシー」「マスタング・サリー」など、今ではスタンダードナンバーとなっている。ロッドステュワートやローリングストーンズなど白人のロックスターにも影響を与えてきた。アトランティックでの貴重なアルバムを5枚まとめて聴くことができる。ドラムスやギターはシンプルだけれどパワフルなボーカルを引き立て、とても味がある作品群で飽きない。
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