昔みて懐かしく面白かったが、一部音(セリフ)がとんでいたので星三つ
原作が非常に評判がいいと聞いていますので、原作ファンの方が、声とそのキャラクターがあっているかどうか?と思われるのは、普通だと思います。 なので、そういうところは評価対象ではなく、このドラマCDから、はじめて「死と彼女とぼく」の世界を知ったワタシのような人には、十分、単品で楽しめるすばらしいシナリオと、そのキャラクターを生かしているキャスティングだと思います。 原作がホラーに分類されているとも聞いていますが、ドラマCD自体は、ホラーが苦手という方でも、問題ないと思われます。 逆に、本作品で「死」というものがどういうものか、哲学チックに考えるきっかけになってもいいかな?と思います。死んでしまった人の悲哀や想いや、それを見守る優作とゆかりちゃんからたくさんのことを教えてもらえるような・・そういう良い作品だと思います。
こんなマイナー作品レビューを書いても誰も見てくれないと思うけど、AMAZONNさんの勧めもあるし、結構面白かったし、購入の一助になればと思い、レビューします。
私の母親は(中学のときに亡くなりましたが。)、メロドラマ、美男俳優(特に市川雷蔵)の大フアンで、そのため小さいときから、月4〜5回は、松竹、大映の映画に連れて行かれましたが、もう退屈で退屈で!!
その為、増村監督の作品かなり見ています。氷壁は、切れるはずの無いザイルが切れ、其れに三角関係が絡み、子供心にも深く印象に残っています。
ストリーは、地方の権力者深く結びついている悪玉を、意欲に燃える若手新聞記者が、己の身を賭して、それを粉砕しようとする、それに殺人事件、裏切り、ロマンスが絡みます。
増村は、フェリー二、ヴィスコンティーに影響を受けているため、その演出は、モダンでかつスピーディーでしかも大胆です。一般的には、兵隊やくざ、陸軍中野学校、若尾文子の諸作品で良く知られています。
脚本は、菊島隆三、こう来れば面白くないわけが無いじゃないですか。
主演は、川口浩、一般的にはTVの探検隊シリーズで良く知られていますが(これもリアルタイムで見ている人はかなり高齢か?)、も好演しています。
そして、幻の叶順子、いい女ですね。突然の引退が実にもったいない。
山村聡、最後は、筋を通す、実にかっこいい役をしています。しかし、この人、星野仙一に似ていません。興味ある人は、一度確かめてください。
最後に、実に面白い。ぜひ見てください。できれば、デイアゴスティーニで、増村、大映の作品出してくれないですかね......
森内閣で環境庁長官、小泉内閣で環境大臣と外務大臣を歴任した著者だが、民間から入閣する以前は、一般的な知名度は決して高くなかったと思う。私もニュースではじめて知った名前だった。
東大卒業後、通産官僚からサントリーの重役を経ての入閣だそうだが、この本は、著者が世間に知られる以前、つまり入閣前の事柄に多くのページが割かれている。それは、たしかにエリートの人生ではあるにせよ、ひとりの女性のなかなか美しい青春の物語である。とくに、まだ日本が貧しかった1950年代に、高校生であった著者がアメリカにホームステイして過したくだりは読み応えがある。
本の後半に政界入りしてからのことや、今後に向けての政策提言などが書かれているのだが、大臣として何をどうしようとしたか、あるいは政治家として今後何に取り組みたいかといった志向の原点が、官僚時代を含めた彼女の青春時代、つまり本の前半に書かれたことにあるということがわかる。
いわゆる政治家本を期待する向きにはアテがはずれると思うが、戦後の昭和の青春のひとつのかたちとして味読する価値はあると思う。
装丁が美しいこともつけ加えておく。
|