正直な所、4巻で微妙な不安感がしましたが、5巻で無事復活。
第8話「サマーキャンプ」では、「事故」で加藤にぺとってしまったぺと子にシンゴの心の揺れ動く様の描写が実に良かったです。
また、全体的に「ほのぼのした夏の一日」を完璧に描写。
まぁ、夏に川原でキャンプファイアーと成ればどうやっても確実にそれが可能なのですが、それを高い次元でやり遂げた感じがします。
第9話、「一日署長」では、メインは前田カンナ。
父はお金持ちっぽいのですが、ほぼ家にはおらず、孤独感を演出。
さりげなく
「カンナさんは昨日のキャンプファイアーに来なかったですが・・・」
の電話にさらりと返す父。
誰が見ても「普段からこうなんだな」と一発で分かります。
余談ですが、川澄綾子さんは、こういうのをやらせたら本当に上手いと感じました。
そして、遂にぺと子の父が登場。
どうしようもない位の貧乏。
この二人の「父」の対比が見事でアクセントが効いていました。
プラス、「取調室の小ネタ」など、要所を掴むポイントが盛りだくさんで是非ともオススメです。
聴いてすぐ、江差追分に度肝を抜かされました。
この音気持ちイィーーーーーーー(*'д`*)アハァ
こぶしというかビブラートがタマランです!!!
江差追分の曲自体の良さもあるんでしょうが、
歌い手である青坂満さんが非常にいい!!!
江差最強というか青坂さん最強です!
純粋に音で選ぶなら江差追分が最強で次点では「秋田音頭」「さんさ時雨」「花笠音頭」など。
曲の面白さでは「木更津甚句(キャッツアイでおなじみのやっさいもっさい)」や「秩父音頭」「ドンパン節」「銚子大漁節」
あたりが気に入ってます。
歴史物なので読みづらいかなと思っていましたが、読み始めたらおもしろくて、どんどん物語に引き込まれてしまいました。白駒山の仙人と狐の性格ややりとりがおもしろく、その時代の日本の歴史にも興味が持てる物語です。人間はどうして戦うのかという大きなテーマを白孤魔丸がどのように考えていくのか、続きも楽しみです。
昨日、本が届き、一気に読んでしまいました。
自転車旅行の醍醐味を知る方にはおすすめです。
そしてこれから自転車の楽しみを知ろうとする方にも。
今乗っているのはMTBですが、クロスバイクが欲しくなりました。
そして、来夏は北海道行きの計画を……。
特に好きだったのは、「名水」「雨宿り」ですね。
郷里の風景がしっかりと浮かびます。
読後の清涼感を堪能できました。
そして次はもうちょっと長いのもお願いします!
昭和9年。下関から本州を横断する自転車レースが開催される。
「過去」を背負う主人公は、急遽、その場でメンバーを選びチームを組む。
一癖も二癖もあり、ぞれぞれの過去を背負うメンバーを指揮し、
プロ級のチームに挑む。
次々に起こるトラブル、明らかになる過去、そして、自転車レースの背後にある黒い影。
自転車レースの結果は、そして主人公の運命は・・・。
自転車レースって、こんな駆け引きやテクニックがあったものなのか、と驚きです。
チームワーク、リーダーシップ、沸き起こる友情など、興味深いことだらけでした。
銃も辺境もないけど、冒険小説の楽しさを十分味わいました。
レースの結果も気になり、一気に読みきりました。
読み始めるときに、上下巻揃えておいて良かった、、と思わせる本でした。
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