南河内大学応援団の親衛隊隊長、青田赤道の傍若無人な暴れっぷりを描いて、私の大学時代、人気を博した爽快な漫画。貪欲なまでの女好きで、喧嘩をすれば天下無敵、そして時には後輩への人情を見せる。悪漢型ヒーローである。暴れる際の「チョンワ、チョンワ」と言う青田の叫び声も流行した。
単純な作品の様だが、私は作者がタイミングを計って本作を発表したと思う。当時、大学紛争も下火になり、若者が世間に向かって鬱憤を晴らす場が無くなっていた。本作はその受け皿になったのだ。青田の暴力は全共闘のゲバルトそのものだし、その単純な行動パターンは全共闘の思想の稚拙さを反映していると思う。
時代の空気を巧みにギャグ漫画へと昇華した一癖ある作品。
高校生がここまでやるか、という突っ込みはあるが、 「現代の三国志」「現代の信長の野望」的な内容で、中々良く出来た作品。 主役・力勝男の必殺技の痛快さと、 鉄、獣田、火野、玉井といった魅力的な脇役キャラクターの存在、 段々と大袈裟になるストーリー展開が見所。 男の子なら読まなくちゃ。
南河内大学応援団の親衛隊隊長、青田赤道の傍若無人な暴れっぷりを描いて、私の大学時代、人気を博した爽快な漫画。貪欲なまでの女好きで、喧嘩をすれば天下無敵、そして時には後輩への人情を見せる。悪漢型ヒーローである。暴れる際の「チョンワ、チョンワ」と言う青田の叫び声も流行した。
単純な作品の様だが、私は作者がタイミングを計って本作を発表したと思う。当時、大学紛争も下火になり、若者が世間に向かって鬱憤を晴らす場が無くなっていた。本作はその受け皿になったのだ。青田の暴力は全共闘のゲバルトそのものだし、その単純な行動パターンは全共闘の思想の稚拙さを反映していると思う。
時代の空気を巧みにギャグ漫画へと昇華した一癖ある作品。
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