地味なんだけど個性があり意外と面白い。 ま、オリジナルが西遊記だから面白いハズ。 ぶっちゃけ攻略本が無いとラスボスでやられちゃうかも。 個人的に続編があればいいと思う。
少しこの映画のサウンド・トラックに思い入れがあったこともあり、映画観賞以降実に30年ぶりにこのアルバムを聴いています。タケカワユキヒデの曲が古さを感じさせないこともあり、今でも新鮮な気持ちで聴くことができました。大ヒットした映画ですが、純粋にゴダイゴや町田義人の音楽アルバムとして聴いても何の遜色もない完成度を誇っています。
「雨はナイフのようさ」のサウンドやバックコーラスは、当時のポップスの潮流をまざまざと感じるアレンジです。編曲をまかされたミッキー吉野の思い入れと凄みが感じられました。
町田義人も魅力的なヴォーカルを披露しています。当時これだけ歌いあげられる歌手が少なかったのは事実で、町田義人の良さを多くの人に認識させた歌唱でした。父キツネのフレップの歌を受け持っていますが、凛とした強さが歌唱に表れています。この主題歌「赤い狩人」を聴くだけでも値打があるでしょう。
「やすらぎ」と「囁き」は、映画本編の歌唱の朱里エイコではなく、牧ミユキです。上手な歌唱でした。元々結構シングルとかアルバムも発売してあり「ステージ101」のメンバーでもあった人ですから、他のメンバーと比較しても聴き劣りしないので、これはこれで良かったと思います。ただ、映画本編とサウンド・トラックを別のアーティストが歌うという企画の意図が良く分かりません。朱里エイコの歌唱でないのは何か事情があったのでしょうか。
蔵原惟繕監督も朱里エイコさんも鬼籍に入られていますので、そのあたりの事情も今では分からなくなっています。
軽快な「ミラージュ」のテーマに始まり、やっぱり「僕のサラダ・ガール」は、はずせないですね。個人的には、日立製作所の宣伝で使っていた「what did you do for tomorrow」がお気に入りなんです。もう少しロングバージョンを作ってほしかったですが・・・。そのほか「スプリンター・リフトバック」とか「リリック」とか70年代の懐かしのCMが曲と共に蘇ります。アルバムとしても十分楽しめますよ。
今更買わなくてもいいかなぁ、と思ってみたりもしましたが、聞いてみて、音がとてもきれいで、良かったです。ちょうどLPを小さくしたような感じで、CDプレーヤーにかける時、昔LPをジャケットから出して針を落とす時のドキドキ感を久しぶりに感じました。
そして久しぶりに聞いた曲の数々はとても懐かしく、しかし古くなってはいません!このような企画にとても感謝します。欲を言えば当時お小遣いがなくて購入できなかったこのアルバムのピアノ譜も再発行してくれないかな・・・。
あたしがまだ、22歳でお水やっていた時の終わりの曲でした。すごく耳に残る印象深い曲で、いつも、CD購入して、夜中から朝方まで、リピートにして聞いてました。そう、ボーカルの人の透明感ある声、詩がなんか心を締め付けて、切なくする何かがありました。 今では、沖縄に毎年通っていますが、沖縄の音楽にたずさわる人に聞いても、あのバンドはもったいなかった・・・っとつぶやいていました。あたしの気に入っている部分は、 このまま、そっとして置いて、人は誰も変わって行く、今何を問いかけているのか、わからないけど~♪ その時のあたしのすざんだ心には、この曲がかなり、癒しと修復になってくれました。アイランドが、また結成してくれると、うれしいです。
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