このコメディを始めて見たのは、10年以上前だ。 それから何度も見たが、久しぶりに見て思ったことは、 これって、男性ストリップの部分だけを取り除けば、 今に当てはまるということ。 今の不景気な時代、大企業だって1人くらいしか新卒者をとろうとしないから、 そこに何百人もの志願者が群がって、受かった人は宝くじ並みのラッキーで、 受からなかった人にそれほど非があるわけではない、今日この頃。 いっそのこと自分たちでビジネスを始めちゃといわれはするけど、 これまで雇われて給料をもらってた人が、自分で事業を興すって言うことには 2次元の世界から3次元の世界に飛び込もうとするくらい、 途方もないことのようにおもわれることだってある。 この映画は、そういった、大の男たちが、ためらい、とまどい、おびえ、 男の沽券にこだわりながら、苦悩しながら、(子供にはげまされながら) 自分たちの、生活と、伴侶と、プライドを取り戻して行く、 そして、自分たちの弱さとも向き合って行く、 そういう姿が、おもしろおかしく、だけどリアルに描かれていて、 おかしくって、楽しくって、馬鹿馬鹿しくって、 でも、見た後は、すっきりと、温かい気持ちになれる一作です。
モンティパイソンを知るために購入したが、 あまりにも知らなすぎた自分がおりました まだご存知なき方は DVDとともに購入されることをすすめたいです 質が高いということはこういうことかと思った
仕事もなく生活のためにストリップをする事を決意するしがない男たちの姿を描いた英国産の傑作ヒューマン・コメディのサントラです。音楽と密接にリンクした映画ですので、どの曲も映画のシーンを思い出させるという、理想に近いサントラになっていると思います。
Anne Dudleyが本作品で1997年アカデミー賞音楽賞を受賞しました。1曲目の"The Zodiac"がアルバムの導入として最高の雰囲気で、これが受賞したんだと思ってましたが、Anne Dudleyが作曲したのはちょっと情けない感じの"The Full Monty"と続く切ない"The Lanchbox〜"のようです。
あと、ランディ・ニューマンの"You Can Leave Your Hat On"もAnne Dudleyがアレンジしたようですが、何といっても、これが最高ですね!トム・ジョーンズの起用も大当たりと思います(この曲なくしてあのラストは無かったわけですから)。
映画が好きだった人には堪えられないサントラです。
DVD時代になり、いつかは出る、いつかは出ると信じてはいました。しかし、本当に発売されるとは! あ〜、早く観たい、って言うより早く聴きたい!
当時、東京12チャンネルで放映時、俺は高校生。もちろん家庭用ビデオなんぞ、千葉の片田舎の我が家にある訳がない。そこで俺は、持っていたぼろラジカセに、テレビのイヤホンジャックからライン・インで音声を録音して、幾度となく聴いてひとりで笑う、布団の中の午前2時・・。今でも、そのカセットは持ってはいますが、なにせ全話は録りきれなかったし・・劣化はしてるは、テープは癒着してるはで、最大の問題は映像がないって事。 でも、今回の天の配剤(大袈裟?)。
30年待ったかいがありました! ほんっとう!に有難うございます。
・・・ところで、神のようなどこかのメーカーさん、今度は「ヤング・フランケンシュタイン」(広川太一郎、熊倉一雄吹き替え版)発売してくれませんか?!
イギリスの映画ですなぁ、ちょっとしたしぐさや台詞、音楽に
ぷっ・・・ぷ、ぷぷ・・ぶはあっ、と言う笑いが出てくるのです。
シモネタ内容といえなくもないのに、下品さはなく、あくまでユーモラス。
こういう映画を作れるのは、イギリス以外にないですね。
イギリス的ユーモアとは、こういうものさ、という感じです。
傑作ですね。
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