メンバーチェンジもあり、どうなるか少し心配していましたがいつもどおりの良い出来だと思います。 ですが、これまでのものと比べると明るい曲が多く、そこのところで評価は分かれるかもしれません。
「RINGS」のような衝撃はないものの、個人的には特に不満はありませんでした。
『ホーリー・グレイル』は、かなり少ない予算で作られたため、元々かなり汚い映像の作品です。HD化といってもそれほど期待はしていませんでした。 しかし見比べるとはっきりと違います。うれしい誤算でした。 くすんで茶色がかった色調はフレッシュに調整され、解像度も情報量も格段と上がっています。ゴミも目につきません。 もちろん同時期の超大作のレストアと比べれば細密な画像とは言い難く、ややグレインが気になりますが、この作品がそうした肌触りの作品であることは、むしろ当然だろうと思います。現状ではこれ以上は望めないでしょう。 自分がこれまで観ていたのはユニバーサル版の2枚組みDVDですが、今回のBDもそこから特典が減らされているということは無く、新収録のものもあってかなり充実しています。ただ本編の冒頭にあった「フィルムのかけ間違い」というおふざけのショートフィルムは、なぜか無くなっています。 発売元がユニバーサルからソニー・ピクチャーズエンタテインメントに移ってから、吹き替え音声の一部がカットされているのは相変わらずですが、よく観ると字幕も少し変わっていますね。 気になったのは序盤でアーサーが言う「百姓め!」が「農民め!」になっていることです。これはどちらも誤訳ではありませんが、王が差別発言をすることをおちょくっているともいえる場面なので、製作者の意図を曖昧にする変更と言えるでしょう。
バンドスコアと言えば物によって雑であったりする事がありますが、このスコアはとても親切で的確なアドバイスも書いてあり初心者にも分かりやすいです(弾けるかどうかは別として笑
聞いて分かると思いますがバラード以外の曲は難易度がかなり高いです Versaillesをメタルバンドとして好きで、普段からメタルを弾いてるって方は楽しくできると思いますが V系大好きで、その辺のV系バンドしか弾いてない方は正直心が折れると思います。 よくV系でありがちなカッティングをシャカシャカやる訳じゃなく、複雑なリフ、ハーモニックマイナーを使った早弾き、フルピッキング、プログレ的な展開、5弦スウィープ等々あらゆるものが大量に押し寄せてきます 覚悟がある方は買って下さい。
因みに最初にインタビューや機材紹介もあります。
言うこと無しなので5点です。
まず大事なことは、この作品は「アーサー王伝説」をパロディ化したもので、その物語を知らないと、映画の面白さやその価値は十分に分からないということです。手足を切られても生きている騎士のブラックユーモア、美女に囲まれて惑わされそうになるギャラハッドのあたふた劇、塔に閉じ込められた美女と無理矢理結婚させられそうになるランスロットの困惑、「Niの騎士」のナンセンスさ等々、基本的に「アーサー王伝説」をパロっているからです。それを踏まえた上で見れば、これぞパロディ、これぞイギリス人が好むブラックユーモアといっていい作品。細部まで綿密に練られた脚本は脱帽ものだし、ばかばかしい部分を大真面目で演じる役者たちと、いかにもチープな作りが相乗効果を見せて最高に面白い。70年代に一世風靡したモンティパイソンの世界をなつかしく堪能できます。
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