とにかくせつない、罪が重い、糖度控えめ上品大人なストーリー。 ギャグや女子中高生ものはあきたなーと思う方、泣いてもいいよという方におすすめです。 攻略対象も大人な感じ。頼れます。 この作品をやるためにFDも含め緋色シリーズは全て攻略しましたが、関連はあるものの緋色無印より前のストーリーなので別物として楽しめると思います。 緋色を知ってればそれはニヤリと楽しめ、ストーリーがよりわかりやすいです。 幻灯火通常エンドが緋色の無印に繋がるので、気に入ったらやるでも。 私は緋色の中で一番好きです。 微エロや明るさをもとめる方は不向きです。 FD希望です。
数年前に偶然にテレビで放映されたのを見て感動しました。 原作を読んでいないので比較はできませんが映画としては地味で噂にもなりませんが知性のある人にとっては最高傑作の一つだと思います。 原作と違うからと文句を言う人は例えば、富士山を描いた絵が実際と違うと文句を言うようなものです。 それなら富士山の写真を見ていればいいので絵という芸術を理解しないと言えましょう。 本が全てという人は本だけ読んでいればいいので、わざわざイメージと違う壊されるといいながら映画を 見るべきではないでしょう。 映画は映画という一つの芸術作品なので、原作の解釈は監督次第。観客がどうこうと言えるものではなく 映画として完成していればいいのだと思います。 その点で、この映画は完璧であり、100点満点を越えているといえましょう。
俳優がなんといっても豪華です。 画面に出るだけで重厚な存在感を示す丹波哲郎氏らベテラン男優陣は円熟の演技を見せ、主演の若手俳優はいかにも貧しい青年の渇望を表現しています。 さらに松坂慶子の妖艶さ、あでやかな美、はかなさ、大竹しのぶの無邪気を装った奥にある計算高いしたたかさ、彼女の最後の笑顔のシーンにはすごみすら感じます。 (たいていの男はこれでコロリとだまされるのかも、なんて思ってしまいます。笑) すばらしい女優俳優をぜいたくに使ってこの映画を作った野村芳太郎監督の円熟度、完成度は素晴らしく こういう映画を残してくれて感謝です。 人間とは何かをじんわりと後々まで考えさせてくれます。
舞台は神奈川県の厚木、平塚、寒川近辺なので、例えば小田急線の駅の風景を見れば、ほー、昔はこんなに 駅前は店も人もまばらで田舎だったのだとか、寒川と平塚の間を流れる相模川の大きな橋を大竹しのぶが 渡る場面を見れば、あ、あの橋じゃないか、とわかります。 映画の内容にも感動させられますが、同時に数十年前の神奈川西部の風景を楽しむこともでき、昭和の時代を懐かしむことのできるノスタルジックな映画です。 今よりも日本にはまだまだ夢と希望があった時代を描いていて、映画のそこかしこにそういう空気が出ているので、そこも懐かしい気がします。 映画は普段一回しか見ないのですがこの映画だけはDVDを借りたり、たまに再放送があって見たりすると更に深い味わいがあり、見方も深まって映画っていいな、人間てすごいなと思うわけです。
絵は雑だし、年々遅筆の度合いが増しているしのぶ画伯ですが、 このシリーズのウマウマレシピは特筆もんです。 レバーパテは絶品です。原価150円でココット一杯。激うま。
ネタバレ含みません。緋色シリーズ初めてです。OPとスチル、声優陣に惹かれて思い切って購入。 過去作の知識皆無でしたが、混乱することもなくストーリーを追うことができました。用語集はネタバレ多いので注意。 乙女ゲー特有の足手まといで幼くかわいらしいヒロインがモテモテ状態という設定にちょっと飽きていたので、 このゲームの強くて美しく、聡い主人公は新鮮でした。美人さんなので(笑)自己投影というよりは恋愛小説に感情移入するように 楽しみました。通常ヒロインの顔は出ていなかったので匙加減としては丁度よかったです。デフォルト名呼びあり。 キャストは中々渋いところを抑えているので、プレイしていて些細な台詞にもドキッとさせられることが何度かありました。胡土前は文句なしに漢です。 糖度は抑え目です。シリアスな状況が続くのでべた甘過ぎるよりも想いあっていく過程の描写の方が味が出ていいと思いました。 逆に甘々展開が好きな人には不向きかもしれません。甘さという意味では幻灯火は出会いの時点で主人公に恋していると序盤に語られます。 戦闘シーンはそこまで期待していませんでしたが、おおっと思うこともありました。乙女ゲのADVノベルとしては十分。 共通ルートが長いので一気にプレイするよりも少しずつ進める方がダレずに楽しめたと思います。 個人的にフォントが少し読みづらく、オートで流し聴きすることが多かった。日本語崩壊は特になかったと思います。 システム面で愛キャッチや好感度確認がなく、心細い気持ちになったのがプレイ中のドキドキに良い影響を与えていました。 攻略自体は問題なかったです。また雪が降り積もる時期に再プレイしたい良作。絵と中の人目当てだったので嬉しい誤算でした。
前半の感じと、後半の怖さのギャップゎ面白かった。大竹しのぶ怖かったし! ただ、セリフの聞き取りづらさ・恐怖シーンの見づらさゎ微妙…… もすこし明るくしてもいいような。 終わったころにくるラストの追い込みゎ個人的に素晴らしく怖かった!
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