37年前初めて聴いた“大阪”を、もう一度聴きたくてCDを購入しました。 “大阪”はやっぱり“大阪”でした。
1975年4月にLPで発売されたもののCD化。当時の編集・選曲である点に後に出たオムニバス編集盤と違う点を見つけることも楽しい。この時代を懐かしむ聴き方と、後追いでルーツを探る聴き方があるが、いずれにおいても何曲かが収録されていないのは残念だ。
オリジナルLPにあってCDに収録されなかったのは、岡林信康の5曲、「ラブ・ゼネレーション」「手紙」「性と文化の革命」「愛する人へ」「つばめ」。このうち「ラブ・ゼネレーション」と「愛する人へ」「性と文化の革命」は『見るまえに跳べ』で、「手紙」は『わたしを断罪せよ』で聴くことができる。ライブ盤『狂い咲き』では「手紙」「性と文化の革命」「愛する人へ」「つばめ」を聴くことができる。
大きく分けて前半では、今の企業の実態が、とくに影の側から、
記述されている。たとえば、マクドナルド、トヨタ自動車、キャ
ノン、富士通の子会社……それぞれの企業で実際にあった過労死
のケース、労災認定された労働の中身などが紹介されている。
一方後半では、質問形式でワークルール(働く人は誰もが知ってお
きたい基本的かつ必要な知識)がわかりやすく述べられる。この部
分こそが本書のタイトルに沿った内容である。就業規則があるか?、
あっても従業員に見せない場合どうするか?、内定とは?、退職は会
社の同意はいらない(一方的にできる)……など評者には知らないこ
とがあった。
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