鳴り物入りで登場した、ピーター・マーフィーとのプロジェクト「
ダリズカー」。
自然消滅し、その後に発表されたカーンの2ndソロである。
8曲中2曲がシルヴィアンとの共作で、シルヴィアンはヴォーカルもとっている。
他1曲はジャンセンの曲で、カーンの曲は5曲という構成。
カーンの独創的な(独学でベースを学んだ)ベースラインは、JAPAN後期から一層際立っており、
ブイブイとうねるベースラインが魅力なのだが、
本作ではベース以外にキーボード、サックス、
クラリネットなどもこなしているため、
ベースの印象はやや弱い。
それでも#5、#6などはかなりうねりがあり、カーンらしさが出ている。
やはりシルヴィアンがVo.をとる2曲は、JAPANを聴いてきた者にとっては、
特別な思いを持って聴かざるを得ない。
二人の相性は当然のことながらぴったりだ。
一気に80年代に時間が逆行していくよう。
Mickが渾身を込め、いろんな人の協力を得て日本でやっと出版に至った本。生前に出版されることをMickは願っていたようです。Japan解散に至るメンバーの心境、そして周りの人がどんな風に感じていたのか。Raintreecrowでの、Japan再結成の完全消滅の背景。Japan解散後のMick自身のソロ活動、精神の病など、赤裸々に文章に残しています。幼なじみであった、Davidの裏切りとも言われる行為の真相について、Davidファンが受ける衝撃は小さくないと思われます。章ごとに、こころに残る短い文章は、Mickが好きだったものだと思われます。まだ、これからもという年で、癌で亡くなったMickに若い時代の楽しかった思い出をくれた感謝の気持ちを伝えたいと思いました。Japanファンの方には、おすすめします。土屋昌巳さんの、寄せ書きも優しさを感じます。
I loved this magazine. It got to the US faster than expected without a scratch. THANK YOU AMAZON!
mick karnの声が懐かしい1枚です。each eye a path, three part speciesを好きな人は、このアルバムのsensitiveが新鮮に思えるでしょう。80年代が好きな僕にとってはデジタルな音が、japanの音を支えた、影の立役者であり、mick karn なしでは、japanはありえない、と断言できるほど、時代を象徴していた、坂本龍一さんとandy partridgeのコラボレイション b-2unit(
ジャケットの面で)と並ぶ傑作の1枚といえるでしょう。個人的に
ジャケットがすきです。バンドというとヴォ−カルとギターが表にくると思うのですが、ベースの重要さが分かる1枚ともいえるでしょう。音的には、オリエンタルが感じられる、japanのtin drumに通じるところがある、おそらく日本(アジア好き)を意識したアルバムといえるでしょう。
JAPANが大好きでした。
どちらかと言えばシルヴィアンよりカーン派でした。
当時カーンの真似をして眉毛を剃ってとんでもないことにもなるくらい(苦笑)
未だにそうですが、やはりあのブイブイうねるベースが大好きでしたし・・
あのうねりかたが派手なJAPANの4thと5thは相当聴き込みました。
ソロの1stやピーター・マーフィーと結成した
ダリズカーでは
そんなブイブイいうベースが活躍していて、ある程度満足でしたが・・
このアルバムにそれを期待していた10代の俺には
静かで地味なアルバムの印象しかなかったです。
ところが、なぜか久しぶりに30代になった俺が今聴いてみると・・
「これ、こんなに良いアルバムだったんだ〜・・」って
よく音楽にはありがちなことですが・・このアルバムの良さが
こんな時期にやっとわかりました。。
以前に坂本龍一がチャリティーで作った【ZERO LANDMINE】とか・・
ああいう世界が好きなら合ってるのかな?・・って・・