ロサンゼルス市警殺人課のアウトロー刑事、Harry Bosch シリーズの第一弾です。
ハリウッド郊外のパイプの中で発見された死体は、
ベトナムで一緒にトンネルにもぐった仲間でした。
麻薬の過剰摂取ではなく殺人だと気づいたHarryは、おおがかりな銀行強盗事件にたどりつき、
FBIと共同で捜査をすすめるのですが…。
それぞれ単独でも読めるシリーズではありますが、
ハリーのバックグラウンドや、重要な登場人物との関係を理解しておくことが
シリーズを楽しむためには、やはり欠かせません。
そのためには、ぜひここから読みむはじめておきたい一冊です。
ハードボイルドで一匹狼の印象が強いハリーですが、
実は鑑識や検視の結果を尊重し、書類や記録を丁寧に集めて読み返す、
地味で緻密な捜査をする刑事であることがわかります。
いきあたりばったりで展開するのではなく、手がかりを追ううちに事実が明らかになっていく、
警察小説の小気味よさを味わえます。
衝撃の結末!!をむかえるストーリーテリングの面白さも抜群です。
TVでたまたま流れていたGood-bye Marryが出会いだったと記憶しています。何年か後、いわゆるQ盤でデビューアルバムを手に入れ、既に完成されたシンプル&ストレートなハードロックであることに好意を持ち、他のアルバムも次々と揃えてゆきました。それから年余に渡り全てのアルバムを愛聴しています。リーダー・青木秀一のヴォーカルは日本のロックシンガーとして唯一無二な存在であると感じます。しかし、青木のソロアルバムや別のプロジェクトを聴けば、Night Hawksというバンド自体が如何に類い稀なグルーブを生み出していたのかよくわかります。ツインギターによるハイスピードサウンド、強力なリズムセクションといった、高い演奏技術の集合だけでは成立しない、まさに"chemistry"と呼べるものです。
特に1枚目と2枚目のアルバムはシンプルゆえに、色褪せるどころか聞き込むほどに新たな発見があります。他のアルバムと共に私のプレーヤーに長年常駐しており、つらい時期を迎えたときには何度も助けられております。残念ながら長らく活動休止中でネット上の情報も少ないのですが、機会があればいつか生で触れてみたい音です。その日に備え、まずはCDにて予習を(笑)。
シルベスター・スタローン主演のアクション映画。
しかし、いちばん存在感があるのは、敵役のルトガー・ハウアーだろう。
事実、これがルトガー・ハウアーの出世作となった。
静かな狂気を宿した目は、ブレードランナーに通じるものがある。
この作品のせいで
ハリウッド映画では悪役としてのイメージが
ついてしまった感も否めないが、
何はともあれ、ルトガー・ハウアーのファンにとってはおさえておきたい一本。
こんなマイナーな作品もDVD化されるのだからいい時代になったもんだ。
とはいえ、あっという間に廃盤になるのが日本の困ったところ。
いまのうちに買っておかねば。