白眉は
EeePCを
分解し、丸裸にしてしまう解説(動画つき)。なので、ハード的にあれこれいじる向きにはとても参考になると思います。また、ソフト的にイジる向きには付録のCDに収録されているフリー/シェアウエアがとても魅力的です。
私はメモリ造設とSSD交換をしただけですが、ハードの改造に慣れている自作派にはもっと役立つと思いました。一番参考になったのは、フリーソフトのnLite(付録のCDに収録)を使ってバックアップCDを軽量化するところでした。だだ、この本に書いてある"nLite"の使用方法ではまだまだ徹底的軽量化は不十分で、"nLite"でネットを検索すれば、もっと完全な起動ディスク軽量化のヒントが見つかります。(バックアップCDのi386XPの部分だけI386と名前を変え、nLiteで.isoファイルを作るなどなど、沢山の有益な情報はネット上に見つけられます。)
その結果、Cドライブのウィンドウズは1GB代にまで減らせ、充分な自己満足が得られました。今まで雑誌の特集等で書かれているワザを駆使すれば、さらにサクサク動くマシンに変貌すること請け合いです。
問題は…この本に書いてあることを実行しようとすると外付けのDVDドライブ、DVSM-58U2/B等が必要になること、メモリの
増設やDドライブのSSDを交換したくなるという抗いがたい欲求が強まることで、これを全部やると、せっかくの5万円代Netbookが6万円代になってしまうことですね。中古品で安くて良さそうな物が見つかれば、絶対この本と一緒に
EeePC901-X も買い!でしょう。
実は私、これを全部やりました(苦笑)…でも1週間以上楽しめたこと、MS-Office2003プロッフェッショナルが普通に使えるようになったことから、後悔はしてません。セカンドマシンどころでない立派なファーストマシンにさせてもらえたのはこの本のお陰です。
EeePC(901-X だけではありません)に惚れ込んだ人にはバイブル的存在として☆5つの価値があると思います。そうでない向きにも「このPCはここまで自由にイジレるんだ…と」いうヒントが満載されてるいい本だと思います。
8.3時間の長時間駆動に引かれて現物を見ないで購入したのですが、在来機種の701と比べると画面の画質はだいぶよくなっていて、グレア好きの人以外は十分満足できるのではないでしょうか。701と比べて画面が大きくなっているけれども解像度も上がっているので小さな字は厳しいかと思ったのですが、このPCを使う場面では、画面に近づいて使用するので、液晶の品質がよくなったことと併せて不満はありません。
大容量バッテリーが搭載されていることから、重量バランスが心配でしたが、バッテリーがでっぱたことによりかえってホールドしやすいようにも思えます。絶対重量は増加してしまいましたが、予備バッテリーを持ち歩くよりは面倒がなくて良いかもしれません。
不満な点は、画面が大きくなってしまったためスピーカーの位置が悪く聞きにくくなった点と今回もCF
スロットが省略されている点でしょうか。
HDD容量からいってもセカンドマシン専用機確定なので機能満載で重くて駆動時間が短くなるよりも良いと思いますが、CF
スロットがあると通信カードを挿しっぱなしできて便利なだけにちょっと残念です。(イーモバイルでUSBや無線接続もできますが、エリアが心配なので、au、ドコモにしたいのですが、定額はauのCFのみなので・・・)