やっとかめ探偵団といえば、清水義範さんのシリーズもので、これが面白いのだ。
田中雅美さんのあわせて300歳
探偵団と並んで、高齢者の
探偵モノなのだけれど、推理が日常生活と人生経験に基づいているというところが、よく似ている。
凄惨な事件なので、にやにやしながら読んではいけないのだけれど、そこはまあフィクションだし。
たまにお説教くさいことをいうのが、難点なのだが、この巻ではそれがなかった。
その分、犯人捜しが、簡単だったけれど。
パスティーシュ小説で当時注目されていた清水氏の初のユーモアミステリーです。名古屋弁による会話が繰り広げられます。本格ミステリーというわけではありませんが、読んでいてかなり楽しめる軽いユーモアミステリーになっています。お勧めです。
最近名古屋人のお友達ができて、彼女の話す名古屋弁(〜だでよ、〜まう、〜でいかんわ)がとても可愛らしかったので興味を惹かれて購入してみました。私は知らなかったのですが有名な作品でドラマやお芝居にもなっているのですね。
作品自体はいわゆる「安楽椅子
探偵」ものに近く、人情の機微に通じた名古屋のおばあちゃんがBBAネットワーク・身内ネットワークを駆使して殺人事件の謎を解く…といった形です。読後感も爽快です(作品によってはバッドエンドに近く、やや「もやもや」するものもありますが…//)。そして作中に出てくるおばあちゃん達の名古屋弁での会話が、とても愛らしく面白いのです。名古屋弁や名古屋の文化、名古屋人の県民性を学びたい方にもおすすめですよ。