香港出身のアイドルデュオ・リンリンランランのコンプリート・レコーディングス。デビュー曲「恋のインディアン人形」をはじめ、甘く切なくそして爽やかなアイドルポップスのオンパレードといった趣で、どの曲も楽しく聴ける。
また、「ヴァケーション」「ケンカでデイト」などのオールディーズ、桜田淳子「黄色いリボン」、南沙織「夏の感情」、山口百恵「ひと夏の経験」などのカバーも聴ける。
歌唱力も申し分なく、2人の息のあったヴォーカルハーモニーの心地よさには誰もが虜になること間違いなし。
願わくば、オリジナルアルバム3枚を1枚ずつ紙ジャケで復刻していただければ文句なし。ビクターエンターテイメントさん、よろしくお願いします。
「平成の泣かせ屋」と異名をとり、人情小説から時代小説、中国もの、コメディ
タッチのものと極めて多くのジャンルに挑戦し、多作でありながら全て極めて質の高いものでなので以前浅田先生のファンである父と「一体どうやって書いているのだろう?」と話したことがある。
その秘密というかご苦労がこのエッセイで分った。
人間オートメーション化して全国そして世界を旅し、趣味の競馬は欠かさず、それで本業の小説には手抜きをせず、家族であるネコ、イヌそして人間の姿をした愛娘をこよなく愛し(というのに駅でひどい目にあわされたのがお気の毒)超多忙な中、命を削った書き、得た印税を国庫に持っていかれてしまったり・・・売れっ子小説家の気取らないそれでいて真摯な姿勢が感じられるエッセイであった。
それにやはり文章が上手い、読みながら何回も大笑いしてしまった。あの美しい小説を書く方が「そそう」をする程多忙な日常生活を送りながら数々の名作を世に送り出しているのだと思ったら、小説も心して読んみたいと思う。
浅田先生のもう一ついいところは自分の作品の映像を誉めること。そうすると映画も見なくては・・・
「勇気凛凛ルリの色」は残念ながらこれが最終巻であるが、この本で元気を貰いました。
本当に楽しい一冊です!