『追憶編』とは言ってもいわゆる『エピソード０』なストーリーなので原作・TVアニメを見ていない方々にも楽しめる一作です。
原作のライトタッチな部分(ギャク顔や必殺技の名前叫んだり)が無く、本当にシリアス一点の仕上がりになっていて和月先生の『るろうに剣心』とは別に大河ドラマみたいなノリで見れます。…泣けます。マジで…。

今となっては結構古い作品ですが、個人的な評価としてはコレはアニメ化作品の中では数少ない『原作越え』をした作品だと思っています。
とにかく剣心が格好イイのはもちろんですが、『池田屋事件』の際に新撰組と尊攘派志士との戦闘前のにらみ合い…。志士が素早く行燈を消し、抜刀して新撰組を待ち構える中、舞い込んだ蛍が日本刀をユラユラ照らすというシーン…。
…この緊迫感が半端ないです。((；ﾟ Дﾟ))ｶﾞｸｶﾞｸ…
こういった小技が各所にあって、声優・背景・BGM・SEどこをとっても作り込みが無茶苦茶丁寧。とにかくもの凄い魅せる。
…自分は最後の剣心が炎のシルエットとなって戦うエンディングが…。
魂燃やして時代を駆け抜ける『刹那的な生き様』を完璧に表現していて…ココで男泣きしそうになりました。

まだ作品を見たことが無く、購入を迷っている方はレンタルDVDで見てみるのも一つだと思います。
きっと購入に傾くと思いますが…。
『あ○花』等で泣けた人は涙腺の決壊に注意してご覧下さい。
中・高校生くらいの若い子には見て欲しいなー…。

今回のこの、THE Beginningという楽曲を発売前にPVで 見たのですが、ワンオクらしくて格好良かったです。 ただ、なんだろう。 以前のワンオクの曲は一発聴いたら頭に残る曲が多 かったんですが、今回の3曲は最初あまり衝撃は受けま せんでした。 ただ何度も聴いていると歌詞やら楽器隊のプレイに引 き込まれていく感じもあります。 迷っている方には勿論おすすめします。

カップリング2曲目の、欠落オートメーションがお気に 入りです。 Beginningよりこっち派ですね。

カップリング3曲目の、Notes'n Wordsは同じ事務所の某 ミュージシャンがTAKAさんの誕生日にプレゼントした ギターで作曲したらしいです。

２２歳から自分の父親の親友であった雅之と９年間不倫を続けた繭子。その雅之の死後１５年目に雅之の一人息子で繭子と同じ年の俊之から自分の知らない亡き父の話を聞かせてほしいと突然連絡があり，雅之の死後，止まったままの繭子の時間が再び動き出す。折しも雅之が死んだ年の４６歳になって・・亡き雅之への想いを息子の俊之に重ね合わせて行く繭子。

こんな大人の男女の心情を悲しいくらいに飾らずに純粋に描いている。恋に生き続ける繭子と女としての性を捨て年老いた母と家を守ることだけが生きる証として生きる繭子の姉との比較が，女の幸せとは何かというところまで考えさせられる。

小池真理子の作品としてはめずらしく惹かれ合う男女が何回かの逢瀬を重ね，やがて肌を合わせることになるまでの物語であり，進展の遅い感がするが，そもそもあり得ない二人の関係であり，恋に一途に突き進む年代でないことを考えれば逆に現実感がある。また，その分，繭子の亡き雅之への思い出や息子俊之へ傾いていく心の描写が実に細やかに丁寧に描かれている。

そして驚かされる結末。こんな作品を小池真理子が描くのかと少々驚いた。この結末をこの作品をどう思うかは読者の判断でよいと思う。

これほどまでに人を愛した繭子が切なく，そしてうらやましく思えた。