スウェーデン産メロディック・デスメタルバンドSKYFIREの3rd。
この当時はCHILDREN OF BODOMが勢いをつけてきた頃で、彼等にインスパイアされたバンドが増えてきていたが
このSKYFIREのSPECTRALも様式美旋律にキラキラKeyをフィーチュアしており、吐き散らしの高音デスVoといい
COBの影響下にある音を伺わせていたりするが、このバンドの個性はKeyが未来的にも聴こえプログレッシヴに効いた
シンフォニックで劇的な展開でありそれを大胆に醸し出して両極を上手く融合させている点だろうか。
Gtにエッヂを効かせ
タイトにアグレッシヴなパワーで突き進みながら随所にこっ恥ずかしくなりそうな
シンセワークの派手な聴かせ方も中々にツボであり、全体的にはこのアップテンポなメロデスはクサメロ好きの
日本人にかなりの好感高さを持たせてくれるだろう。
後半はダレが目立つが前半の展開だけでも聴く価値あり。
スウェーデン産メロディック・デス・メタル・バンドSKYFIREの4th。
前作から基本的なスタイルは変わっていません。安心して聴けるクオリティです。
B級メロデスという範疇ならば、間違いなくAクラスの良盤でしょう。
メロディセンス、ギターとシンセの絡み具合といい毎作ごとにレベルアップしていると思います。
特に7・8曲目の流暢なツインギターソロがこのバンドのコンセプトを表している名曲だと思います。
安易にクリーンボーカルを使わない、その迎合しないスタイルで次作も期待してますよ!