図説戦国の実戦兜―決定版 (歴史群像シリーズ)
兜好きな方には大変お勧めだと思います。
時代ごとの兜が記載されていて隅々まで詳しく説明されています。
しかし写真を沢山見たい!甲冑の写真が好きだ!と言う方には
あまりおススメできません。悪までも実戦兜をまとめた本なので
兜がほとんどで、甲冑の方は4領ほどしか記載されていません。
又、一つ一つの兜を解説しているのでそこまでビッチリと写真が
載っているわけでもありません。写真、解説の1/2という割合だと思います。
しかし説明にもあうように他の本では見たことが無い兜、甲冑が記載されているので
好きな方には大変おススメとなっています。今回星4にしましたが、
これは、自分は甲冑好きなのであまり記載されていなかった事と、
もう少し兜の量を多く記載してほしかったと思います。
自分の考えからだと頭形兜が実戦的な兜だと思っているので、
その兜があまり載っていないのでこの様な評価にしました。
何度も言うように兜好きな方には説明が詳しいのでおススメです!
姉川の戦いの朝倉方武将真柄の首兜記載ありです!
ローマ書講解〈上〉 (平凡社ライブラリー)
勝手に「近代」を終わらせてくれるな、と主張して憚らない私にとっては、だからそれで
どうしたの、結局、何が言いたいの、との問いを投げかけずにはいられないポスト・モダンを
筆頭に、とにかく壮大なゴミの山で満たされた、20世紀の思想世界。
人間が増え、知識が伝播すれば、それだけゴミも増えるというもの。100年、200年と歴史の
研磨を経たとき、無駄に晦渋な用語群で覆い隠した軽佻浮薄な化けの皮を剥がされることなく
生き残るテキストが果たして何冊あるだろうか。
そんな中、確実に読み継がれるであろう一冊が、20世紀最大のプロテスタント神学者
カール・バルトのこのテキスト。
絶えず啓示は聖書を通じて「上から下へ」与えられ続けている。そして同時に、人間から
神への働きかけ、「下から上へ」の働きかけへの道は閉ざされている。人間はただひとつ、
聖書を通じて神と繋がることを許されている。
バルトはこの弁証法神学の確立を、この「ローマの信徒への手紙」の読解を通じて高らかに
宣言した。
「今、ここで」、この世を生きる人間へと語りかけるもの、働きかけるものとしての聖書、
神のことば、キリストのことばを説くことで彼が巻き起こしたキリスト教神学における
パラダイム・シフトは、決して涸れることのない泉として、絶えず同時代性を帯び続け、
世々に引き継がれることだろう。
美しい生き方が、ここにあります。
月刊フーガの特集をまとめた、いわば、別冊フーガとでもいうのか、50人もの人物の記事があるものは、他に類をみない。それだけに圧巻だ。わたしは、この本を手にしたとき震えた。重さのせいでもあるのかもしれないが、本の放つ「オーラ」を感じたのだ。感動した。手にしただけで感動した本は、初めてだ。
わたしはフーガを購読しているが、特集されたような人物らの生き方を羨んでいた。「こんな生き方ができていれば、今、こんなんじゃなかったのに」とか、「努力しても報われなかった」とか、ひがんでもいた。それでもその生き方自体、嫌いではないので改めて読み返して見ようと、この「美しい生き方、ここにあります。」を購入した。
「美しい景観」を目の当たりにしたときに、それに感動し、なぜかまぶたから涙が溢れだす。そして、みなぎる力、これからのヤル気、を感じたことはないだろうか。それと同じようなが感動が、「人の生き方」にもあった。ここに紹介される人物の「美しい生き方」は、人にパワーを与えている。生き方の導も教えてくれているようだ。羨んでいたことを恥じた。この本のオーラは、人の「美しい生き方」が放っていた。これからのわたしのバイブルとなるだろう。
この本を手にする方は、感動と重さに震えぬよう、ご注意を。