FITZBEAT YEARS
後藤次利のFitzbeatレーベル時代の3枚のアルバムの初CD化。リアルタイムで聴いていたのは「街の雫-CITY TRICKLES」だけなのですが、本当にCD化を待ち望んでいた作品なのです。
特に山川恵美子さんをヴォーカルにフィーチャーしたInner Movementサイドが最高です。儚げな浮遊感漂う不思議な雰囲気を醸し出しています。
特に「誘導等-NIGHT LANDING」は、後藤氏本人もマイチャートの上位に置いている名曲です。確か八神純子さんも、自分の好きな曲だと発言していたそうです。
Outer Movementの1曲目の「終わりのない加速-THE BREAKING POINT」は、ブリジストンのREGNOのCM曲として使われており、こちらもカッコ良い曲です。
Singles
デビューした1975年の「アザミ嬢のララバイ」から1986年の「やまねこ」までの全20枚のシングルのA/B面を完全網羅したシングルスです。
ですので、当然「時代」(1975年発表時)、「わかれうた」「ひとり上手」「悪女」「誘惑」「あの娘」などのヒット・シングルや、スティービー・ワンダーが参加して話題となった「つめたい別れ」も収録されています。シングル・コレクションは他のアーティストでも、多数ありますが、中島みゆきの場合、B面もスキップすると勿体ないくらいの名作が多いのが特徴です。個人的には、「波の上」「どこにいても」「ホームにて」「傷ついた翼」「杏村から」あたりが大好きです。アルバム未収録も多く、3枚組でこの価格は超お買い得です。
原田知世 2000 ベスト
綺麗な声でうっとりします。
個人的には原田さんはあまり凝りすぎの演奏には合わない声かな・・
と思います。どちらかというと声が引き立つような演奏が似合いそうです。
何曲かはその当時の今風を意識したアップテンポでガンガンくる演奏(うまく表現できないけれど)がありますが、いつもそう思います。
とはいえ、透き通るような声が彼女の財産だなあ、と改めて思わせる一枚。昔の彼女を知らない人もぜひぜひ聴いてみて欲しいです!
よっしゃあ漢唄
K-1のレフェリーでお馴染みの、今や国民的アイドルになりつつある角田さんですが、まさかこれ程の歌唱力を発揮するとは思いもしませんでした。
こんなに歌が上手いのならイカサマレフェリーなど辞めていっそ歌手になった方が良いのではないでしょうか。
とにかく買わなきゃ損損!!!!!
GOLDEN☆BEST OUR SONG~彼の歌は君の歌~
この頃のJ‐POPは私達学生の夢でした。ふんわりロングなカーリヘアーの王子様がピアノをひいて歌う姿が美しいだけではなく初期の作品が詰まったこのアルバムはデビューしたばかりの原田真二さんの夢もたくさん入っていて挫折を知らない少年が音楽を純粋に作るような芸術的で透明なサウンドです。多分これ以上に透明なサウンドはなく初期のアルバムや様々なシングルを集めたアルバムもなく、ほんの1〜2年の間にこれほどの音楽性を持つ日本のアーティスもいないでしょう。甘くとろけるような英語なまりの歌は当時はまずは英語で作り日本の芸能界向けに日本詞に周りにききながら訳していたとか!だから初期の作品は英語詞の方がよく日本詞は訳しているような不自然さがありますが、クライシス前の貴重な一枚で、原田真二さんの原点でしかもこのラインナップ!廃盤ばかりなのにこんな価格でいいのかと思います。これはファーストアルバムとセカンドアルバムにアワーソング前後までの様々なシングルのB面やアルバムオンリーの収録曲が盛りだくさんで、今はもう手に入れられないだけに貴重ですし、これからクライシスになりカインドネスになりアーバンゲームからアーバンエンジェルスになり僕らのハーモニーや校歌になる原田真二さんの歴史の第1歩ですね。自分の青春と重ねて懐かしく聴いています。きっと今人の心にも響くはずです。