サーフサイドハイスクール 3 (レアミクス コミックス)
他の方も書かれているように、稲中読んででゲラゲラ笑っていた頃にこの漫画を見つけて5巻まで購入していた。最近自炊を始めたのをきっかけに本棚からみつけて最後まで一気に読んだ。どう考えても完結していないので検索かけて書下ろしの言葉を信じて注文。旧5巻未収録分も書下ろしも年月含めてとてもおもしろいです。みんな久々に三田、永島、阿部に会ってみたらどうでしょう?
ジョボビッチもロドリゲスも女優の名前
懐かしいなぁ、澤井健。
この人の描いた漫画、久しく目にしていないと思ったら(私が知らないだけで実は活躍していらっしゃったら、すみません)こんな仕事なさってたんですね。
いやはや楽しませていただきました。
まず人をくったタイトルでツカミはOK。この書名にニヤリとした人は、ぜひご一読を。期待は裏切られませんよ。
ハリウッド大スター男優「姐さん化」の考察に腹の皮をよじらせ、フランス人女優の実像(?)に迫る一文に唸りました。
これでもうちょっとイラストが多ければ文句ナシだったのですが。★下げてしまってごめんなさい。
サーフサイドハイスクール 1 (レアミクス コミックス)
『稲中卓球部』の人気が出たときに、色々な雑誌で稲中に影響されまくったマンガが連載開始された。
ハッキリ言ってヒドイ出来のものが多かった。
『稲中』はギャグの中に哲学的な問いが交じっていたと思う、それが現在の古谷実の作風につながっているのだと思うが。
その稲中フォロワーのマンガはほぼ全て、哲学的な問いから発せられる深みがなかった、だからつまらなかったと思う。
で本作『サーフサイドハイスクール』は数少ない、というか唯一『稲中』を凌駕しうる力を持ったマンガだった。
今そのマンガがまた入手しやすい状況になったことは、大変嬉しい。
今作は未完のまま終了していたと思う。
当時の読者だった私は、どんな形であれ話を完結させて欲しいと思いつつ、著者の『映画秘宝』の連載を読んできた。
なので今回の刊行が最終的には物語を完結させることにつながって欲しいと思っている。
個人的には知人に単行本を譲っていたので、十分購入に値するデキとなっている。
しかし既に刊行されているコミックス5巻を持っている方には、追加要素が少ないため少し手が出しにくいかもしれないと正直思う。
なので本作を未見の方、是非購入して読んでほしいと願います。
著者の洋画の知識と、物事にたいする斬新な視点から発せられる、哲学的な問いかけや下品になりすぎないギャグ群は十分に読む価値があります。