エンジェルス・イン・アメリカ [DVD]
ストーリー、役者の演技、美術、音楽、画質と音質と内容はかなり素晴らしい。
戯曲をテレビドラマに直すことにより、舞台ではできなかった演出をCGを使うなどして多く持ち込んでいる。
贋作舞台を見た人にも文句なしにお勧めできる名作である。
惜しむべくは映像特典等DVDならではの特典が一切ないことである。
せめて日本版では用語解説などを収録したブックレットでも入れてくれれば文句なしの星5つだったのだが…。
NBA オール・アクセス 特別版 [DVD]
スーパープレイはもちろんですが、練習風景、コーチや選手たちの生の声が収録されていて、すごく面白かったです。
超一流のプレイヤー達の過酷なトレーニングキャンプ、ロッカールームでの出来事、コーチの役割などなど、いつものハイライトDVDでは見れない姿がいっぱい見れます。
あれだけのプレイができるのは、やっぱり練習しているのですね。。。(^^ゞ
ラカトシュ with ミュージカル・フレンズ
ジプシーバイオリニストとして名高いロビーラカトシュのジャズアルバム。
彼は幼いころからマイルスデイヴィスやチャーリーパーカーのレコードを
兄のトニーラカトシュの傍らで聞いて育った。
トラック1に収められているワディム・レーピンとの24のカプリースでは
レーピンの超絶技巧に続いてラカトシュのアドリブが心地よい。
彼らの音の違いはすぐにわかる。レーピンは鋭くスピード感があるが、
ラカトシュは丸く、穏やかな音である。
トラック6のパリグルーヴはジャズヴァイオリニスト、アーバニアクの曲。
穏やかな曲でランディブレッカーが大変美しい音でソロを聞かせる。
トラック7のFour、マイルスの曲ではサックスの兄がソロを吹き、ジャズの
スタンダードナンバーを聞かせる。スリリングなアドリブがたまらない。
全体を通してはいかにもラカトシュ的(ジプシー的)な曲はないが、純粋に
ジャズのアルバムとして聞いてもかなりまとまっている。そしてラカトシュの
アドリブのセンスの良さが改めてわかる名盤です。
サンアントニオ・スパーズ 2004-2005 NBA CHAMPIONS 特別版 [DVD]
ファイナル2005 デトロイトピストンズとの死闘が見れます。
ピストンズファンとしては、2連覇が見たかったのですが、しょうがないです。
だって、Spurs強いんですもの、、、(-_-;)
その強さがきっと見れると思いますよ(^O^)
2006年Spursの2連覇はピストンズが阻止します。
殺人者たちの午後
原題はLife after lifeという。lifeには人生,生活,生きる,などのほかに終身刑という意味がある。つまり,殺人を犯して終身刑を受けた,その後の人生,ということである。犯罪を犯した人が,どういった人生を歩み,何を感じているのか。著者のトニー・パーカー氏による10人の犯罪者へのインタビューである。
訳文のよさもあるが,どんどん引き込まれていく。一見すると生育環境の不遇さは共通項として見出しうるが,しかし生育環境が不遇だとしてもほとんどの人はまっとうに生きている。しかし,やはりお金を稼ぐことや他の人間(家族でなくとも)とのつながりがとぼしければ,社会生活に戻ることはなかなか困難だろう。そういった意味で,保護観察などの仮出所後のフォローの重要性を感じる。
とはいえ,自分の隣人が仮出所者であると知ったら,どう感じるだろうか。恐怖を感じないといえば,嘘だろう。だが,そうして人とのつながりや居場所を失うことで,さらに犯罪を繰り返すことにつながるのかもしれない。危険だから塀の中にずっと閉じ込めておけ,という単純なものではないように感じる。なんにせよ,こうした犯罪者や殺人者の姿を,私たちはもっと知ったほうがいいと思った。この本は,その絶好のノンフィクションである。(もちろん,犯罪被害者のことも知る必要があるし,そもそも重大犯罪が起きないような取り組みこそ重要なのはいうまでもないが)
ただ残念なのは,原著では12話あったものが,訳者の判断で2話削られて10話しか掲載されていないということだ。理由はあったのだろうが,ぜひ全訳してほしかったと思う(ので星を1つ減らす)。