いん×びじゅ(1) (アクションコミックス(コミックハイ!))
と、この漫画はそのタイトルだけでも想像できる通り
透明人間が題材となっています。
自分は映画やAVでしか透明人間を扱った作品は見たことがないのですが……
さて、どんな漫画なのだろうかと興味を湧かせながら読んでみると、
いや、なかなかに引き込まれました。
主人公・春日居 修司には幼馴染の姉妹がおり、
修司と同年代である妹は透ひかる、
年上である姉の方はあかりと言います。
そして、幼いときのある日3人で遊んでいると、あかりが急に消えてしまいました。
そのときは、誘拐だなんだと言われ、また、結局はあかりを見つけ出すことができなかったことから、
あかりはどこかで死んでしまったということになってしまいました。
しかし、その頃から修司の身の周りではポルターガイスト減少が起こるなどの異変が起き始め、
それが原因で魔除けグッズを集めだした修司。
振り返ればそんな暮らしももう7年かというある日、
修司は新しい魔除けグッズとして「心眼明鏡」という真実を見る眼鏡を手にいれます。
それをかけたとき目にしたのは、死んだと思われていたあかりでした。
姉が死んでいる(と本人は思っている)ことを抜け目に
どうにか修司に振り向いてもらいたいと思っている妹のひかると、
実は透明人間になっていて姿が見えなかっただけで、
普通に医学的には生きている状態にある姉のあかり。
そんな二人と修司による幼い頃の三角関係がどのように復活し、
そのときにはベクトルの向きがどう変わっているのかという楽しみもあるのですが、
この作品、特に秀逸だと思ったのが、
理由もわからずいきなり透明人間になってしまい、
誰にも気づいてもらえず、家を放り出されたことにも等しいという、
そんな状況の中で7年間の時を過していたあかりの心情描写です。
透明人間と幽霊は、「目に見えない」という特有の共通点から
感覚的にどちらも似たようなものだと思っていましたが、
なるほど、前者は生きているのですね。
生きているということはお腹も空くし、成長もする。
服を着ないと寒いし、暑いときは脱ぐ。
そう、見えないという点以外は普通の人間で、
けれど、見えないゆえに何をしても人を怯えさせてしまい、
そんな中でも心優しいあかりは、そうならないように
ひっそりと行動をとることしかできなかったのです。
それに気づかされたとき、なんとも切なくなりました。
普通、透明人間になれば何か邪なことを考えてしまいそうなものですが、
気づいてほしい。元に身体に戻りたい。
そう強く願いながらも、ただただ人の迷惑にならないようにひっそりと彷徨うだけなのかもしれません。
その他、そちらもラブコメの一要素としてか少しだけHなちょこちょこ描かれてはいますが、
作中でのあかりの心情から考えれば、むしろ必要な描写なのかもなとも感じ、
ほとんどあざとく感じることはありませんでした。
また、ロリ少女ラブコメと狙ったようなジャンルとして謳われてはいますが、
そんな簡単な記号的なモノで済む話ではないことはなんとなく予想されます。
それは、普通に考えると、透明人間になったために十分な栄養を摂ることができず
あまり成長しなかったのだというようなことが誰でも想像でき、
作中の修司も「なぜあかりは生きていたのにあまり成長していないのだろうか」と疑問に思い、
都合よくそのことから目を背けていないからです。
その辺も、あかりが透明になった原因と一緒にこれから語られていくだろうと思われるのでとても楽しみです。
逆に、あからさまなロリ少女ラブコメは期待しない方が良いかと思われます。
1巻は全体的に暗めの内容ですが、
その方向性は現状に甘んじず、あかりを戻すにはどうするかを考えるという前向きなものであり、
他にも画力が高く、画風の割にはシリアスな雰囲気作りも上手いので、
気になったのなら、あまり身構えないで気楽に読めば良いかなと思われます。
一つだけ不満を言うとするなら、それを考えたのが編集者かどうかはわかりませんが、
帯やあらすじで単純にロリを強調してしまっていることは、
先に述べたことから少々この作品に対して失礼であるように思い、そこは少しばかり残念でした。
Dynamite in [DVD]
『透明人間』のフルストリーミング観ました!!
新曲発表の緊張からか客席の反応の良さからか、
涙する林檎嬢。
思わずもらい泣きしてしまいました。
あたしは渋谷での公演ラストに参加させていただきましたが、
レアな昔の曲からステキなカヴァー曲、そして素晴らしい新曲、
麗しい林檎嬢・・・
そして是非是非映像で拝見して頂きたい、やんちゃなピアノ奏者(笑)
彼が鍵盤を叩く姿は必見です。
タイムマシン (角川文庫)
H.G.ウェルズは人類の未来を悲壮感をもって描いてしまった。原作者による「タイム・マシン」オリジナルは、余りにも自由が与えられた人間は、働くこともせず、競争意識もなく、無為徒食に明け暮れる日々を送る哀しい社会を描く。階級意識だけは残っていた・・・・地上人エロイが支配する地下人モーロック・・・・被差別階級である地下人が食するものとは…・・・
「タイム・マシン」では、「時間飛行家」に(タイム・トラヴェラー)とルビが降られていたという興味ある事実・・・・・・・
さらに未来まで進み、地球最後のシーンまで見てしまった事実・・・・・
その他の9遍もなかなかアイロニーが効いていて、むしろ怖い作品も多い。「新加速剤」は「タイム・マシン」に通じるものがあり、「奇跡を起こした男」が展開するプロットはその後何度かいろんなミステリーに使われている。また「盲人国」は手塚治虫の「火の鳥」の1シーンを彷彿とさせる場面がある。
透明人間 [完訳版] (偕成社文庫)
優秀な頭脳を持ちながら経済力に恵まれなかった青年科学者が孤独な研究の末に手に入れたさらなる孤独と絶望──特殊な舞台設定を用いて人間の本性を克明に描くという文学作品の一典型として見事な成功をおさめています。
読者は透明人間への共感と拒絶が入り混じった感情を持ちながら読み進めることになるでしょう。ウェルズの筆致は抑制したユーモアを交えていて悲劇的な色調を全面に押し出してはいませんが、物語が進行するに連れ、青年科学者の境遇が同情を呼ぶように描いています。
Yah!透明人間 (セラフィンコミックス)
一冊丸ごと八話構成で、ひとつのストーリーになってます。
正直古くさい題材ですよね、「透明人間」なんて。
しかし(好みにも依るが)画はなかなか良い感じ。
もうちょっと女の子のバリエーションが欲しい所かなー。
全員巨乳なんだもの。
1人か2人はツルペタ気味がいても良かったかもしれない。
巨乳ちゃん好きにはおすすめです。