日本でアメリカのコメディ映画があまり受けなくなったのはいつ頃からなんでしょ?
私見では80sに隆盛を誇った「学園コメディ」が下火になったのが契機ではないかと疑っているのですが。
本作も本国ではちゃんとヒットしましたが日本では随分と地味な扱いでしたね。
たしかに冴えない見かけのウィル・フェレルが主演ですから仕方ないとも言えますが。
しかーし、本作の場合はちと違います。なんといってもみんな大好き「ポリスアクション映画」が下敷きのコメディですからね。
実際、完全なコメディ映画ではあるもののアメリカ製アクション映画のお約束の爆破シーンやカーチェイス(プリウス!笑)なども散りばめられていて楽しめます。
NY市警の名物刑事コンビ(異様に豪華な脇役:S.L.ジャクソン&ドゥエイン[the Rock]ジョンソン)の陰に甘んじる「その他大勢」扱いの二人の刑事
ウィル・フェレル&マーク・ウォルバーグの活躍がリーサル・ウェポンばりに(笑)描かれております。
しかし、一見おバカなコメディ映画の振りをしながら実はアメリカ社会に蔓延しつつある格差拡大の問題を痛烈に風刺する辺りは中々に気骨を感じさせる作りになっております。
本作の中における「ワル」の正体も時代に合ったものになっており、特にウォールストリートでの大規模デモが展開する「今の時代」の空気を如実に反映させる辺りは頭が良くないと書けない脚本と言う気がします。
同じポリス・アクション映画のフォーマットを下敷きにしたコメディということでは英国産の快作
「ホットファズ;―俺たちスーパーポリスメン!― [DVD]」のとった別のアプローチを比較すると面白いかもしれませんね。
ウィル・フェレルは相変わらずですが、本作で特筆すべきはやはりM・ウォルバーグでしょう。
「ザ・ファイター コレクターズ・エディション [Blu-ray]」でのシリアス演技は見ごたえありましたが本作でのツッコミ役も中々のもの。
この二人の相性が意外なほど良くって、これは続編があってもオカシくないなぁ。
特にツナとライオンの種の壁を超越した闘争を考察した(笑)口論のバカバカしさと大人げなさは爆笑ものでした。
最新のアメリカのコメディとしておすすめ。
paperbackでも、二色刷りだし、イラストというか挿絵がキレイだから見る分にはいいのだけれども内容は??です。好きな人には絶賛されてますが、一方で徹底的にダメだしされてたりもする。初心者には良いようですが、専攻しているなら他の参考書をあったったほうがいいかも。McQuarrieの物理化学のほうが評判いいし、実際読みやすいです。
久しぶりにディカプリオ君の凄さが証明された映画でした。 全編にわたり、暴力シーンと汚い言葉のオン・パレードでしたが、そのすさまじさがあってこそディカプリオ君が恐怖し悩み苦しむ姿に現実味と説得力が感じられたように思います。
香港版の方は逆に、暴力的な描写を抑えたスタイリッシュな映像と、人と人との信頼と裏切り、真の善悪を問うような哲学的な内容で、ヤクザ映画にありがちな泥臭さから抜け出していた点が驚きであり、魅力でもありました。
両者とも描いているものが全く違うので、評価の違いは好みの違いと言ってもいいのではないでしょうか。 どちらが自分の感性に合うのか見比べるのも面白いと思います。
スコセッシ&アカデミー賞ということで期待して見たのですが 元ネタ「インファナルアフェア」の足元にも及んでませんでした まぁでも元々が仏教的な因果応報を描いているので、アメリカ人には理解できないのは仕方ないかもしれません 因果応報がわからないために結局、人間(銃)による解決をとるところがアメリカっぽいですね しかも、そこを変更するために潜入捜査官を知る人間を二人に設定してしまったので、警部がビルから落とされて殺された時に、警察の身分を知る人間が誰もいなくなる苦悩などが描けなくなってしまってるし カウンセリングの女医あたりの人間関係やマフィア仲間との友情、等々重要部分の変更・削除に失敗していて 場面場面はわりと忠実に作ってあるわりに、全体としてはすごく薄っぺらな感じになってしまっています 元ネタ側では全体のキーワードになっていて重要シーンで流れるテレサテンの歌に変わるものもなくて残念
スコセッシらしくテンポも良く、暴力描写もスタイリッシュで、時間が長いわりに飽きなく見られたのはさすがと思うのですが 元ネタ側が102分という短さで、サスペンス度もドラマ度も上で実に濃密だし 監督・俳優陣も大物を揃えたわりにオリジナルに誰一人勝っていない オリジナルでは脇役(殺される警部役)のアンソニー・ウォンですらめちゃめちゃ光ってましたからね
それらを考えると残念ですが駄作と言わざるを得ないです まぁオリジナルが良過ぎましたね 結論として、オリジナルを見た後「アメリカ人が作るとこうなります」ってのがみたい人にのみオススメですね 時間ない人等は「インファナルアフェア」だけ見れば十分だと思います
今まで観たブルーレイディスクの中で
一番DTS−HDマスター・オーディオを実感出来た。
効果音などが最高に気持ちが良い。
重低音が良く響き、5.1chの効果も最高に実感出来る。
ド迫力の一声ですねぇ!
内容はまぁ観ていると自然に落ちはわかって来ちゃうかなぁ。。。
でも決して悪い内容ではないです。
せっかくホームシアターにしているのに実感が感じられない方には
是非観て欲しい作品ですねぇ!
買って損はないと思います。
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