本国ブラジルの国民が「ブラジルの声」と賞賛する技巧派シンガーMilton Nascimentoの「ミルトン・ナシメント・ミュージック・フォー・サンデイ・ラヴァーズ」 東芝EMI時代の8作品からイイトコ取りのこのコンピ。 ジャケのアートワークが気に入った。 それもそのはず、アートワークはかのデザイン集団Groovisionsだとさ。 ボサノヴァ、サンバとはまた一線を画すミルトンの音楽。 「Maria Maria」の歓喜に満ちたグルーヴ感がなんとも言えない。
ヌーベル・バーグの隆盛に際し、黒いブラジルを革新的に描いた傑作!
なんてことは全く知らずに観た「黒いオルフェ」・・・。
上品で誠実な悲恋になんだかとてもやられました。
そんな映画撮影地を関係者が振り返り、当時と今を描き出す試みのドキュメント。
期待しすぎの反面、がっかりするかと恐れていましたが、とても良い映画でした。
民衆のヒーロー「オルフェ」はいつの時代にも現れるというコメントに対比されたセウ・ジョルジ・・・。
改めてますます好きになりました。
このアルバム、ブラジル版「風待ろまん」って感じかな? たとえば 普遍性をもった曲を書く大滝 → ミルトン 一筋縄にはいかない技巧を凝らした曲を書く細野 →ロー 細野の絶妙で変幻自在なアレンジ→ヴァギネルのアレンジ 鈴木茂の繊細かつ野蛮なギター → トニーニョのジャジーかつロックなギター 松本隆の人間味あふれるドラム → ロベルチーニョのための効いてて、独創性あふれるドラム あと自分の曲は自分でボーカルとってたり、自分のコードバッキングがメインなSSW的な部分とか。 いろんな人がいろんな楽器を担当したりするとことか通じるものがある。 ミルトン、ロー、ベト、トニーニョ、ヴァギネル、ロベルチーニョたちがみんなでアイデアを出し合ってまごごろ込めて作ったん??ろうな感じがします。 ミキシングが洗練されてないところがホームメイドな雰囲気をかもし出してる。
かれらのことをクルビ・ダ・エスキーナっていうみたいなんだけど、日本語に訳したら街角クラブ。 まさに街にあふれるおしゃれと叙情を表現してるとこなんか、まさに風街ろまんだよね。 はっぴいやシュガーベイブと同じで、これがブラジルのおしゃれロック(色物じゃない)の金字塔だ! 歴史的名盤。ロックファン絶対必聴! これ、なんで日本版ないのか不思議でしょうがない。
ミルトン=ミナス音楽の代名詞となっているが、 ミナス音楽とは何? 答えはここにありです。 ロック、ボサノヴァ、ジャズ、ラテン、アバンギャルドあらゆる音楽を歌ものポップスで包み込んでいます。 演奏もとてもスピリチュアルでこのメンバーが奇跡的に集まったからできたのだなと言う感じです。絶対この人たちじゃなきゃ、この音になりません。唯一無二の音です。とくにトニーニョのギターが神懸かり的です。 本当にロックなレコードなんてめったにないですけど、これは本当のロックといえるでしょう。 最高!大好き!一家に一枚です。
セルシオ健在!まだまだ若い奴らには負けん、と言わんばかりの「夏男」ぶりが素敵すぎ!です
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