緻密に編まれたストーリーを、相変わらずの圧倒的なテンションで描ききる力量には、上手い！と唸ってしまいます。前作「バンビ」ではポップさの陰に隠れがちだったストーリーテラーとしての超絶技巧が、ここでは全面に押し出されています。この人が短編集などで垣間見せていた「作家性」にやられちゃってる方にこそ、むしろお薦めかも。とにかく
、買い！

原作の『祇園怪談』が好きで、マンガになったと聞いて読みました。
京都の花街を舞台に起きる怪奇な事件。
小説は余韻というか、想像の余地があって、それはそれで非常に良かったのですが、絵がつくとまた印象が変わり、別の作品のようにも楽しめました。この方の原作は、芸舞妓さんの世界を舞台に、一般人が踏み込めないような深いところまで丁寧に書いていて、映像になると映えるんじゃないかと思います。楽しみに待ってます。

専門的で参考になった、自分はこの時期日本にいなかったので、参考になりました。