1995年なので、ほぼ一昔前のものですが、とんでもないCDを見つけてしまいました、って感じです。ラジオ番組のDJCDってことですが。あの、あの、石田彰さんが!!三石琴乃さんが!嘘でしょっ!嘘だと言って! それほどに、悶えまくって聴きました。山口勝平さん、菊池正美さんもゲスト出演されています。ドラマあり、ゲームあり、お便りコーナーありですが、とにかく、とにかく、石田さんが、いじられ、つっこまれ、いじめられまくりながらも、必死にたたかっています。 2枚組なので、多少お値段はかかりますが(下ネタが耐えられないという方以外は)是非!!弾けまくった石田さんのおしゃべりを堪能できますよ。
この人のことは大好きだったのですが、この本を読むかぎり、ちょっとわからなくなってきたというのが正直なところです。逆に、このあたりから好きになってきたという読者もいるかもですね。
実家の母から電話がかかってきたので
いてもたってもいられず新刊を購入した。
なぜそこまで厳しいうさぎ!
寄らば斬るのか 斎藤一うさぎ!
悪・即・斬 とばかり強者と欺瞞を相変わらず糾弾し続け
自由と個人を愛すうさぎ。
正直、その戦いがあまりに厳しすぎて
(だって、うさぎ一匹、巨大な”常識”という抽象の怪物に”生身”で挑み続けるのだから
絶対勝てるはずがないのだ!><)
殉教者が戦死するごとくの入院かと
”ゴクドーくん”一巻を小学校低学年で 近所の書店で桐嶋たけるのイラストに釣られて購入して以来の
ファンの私は思っていたのだけど
まだまだ元気ありありなようすのうさぎ先生。
本当は闘病記ってあんまり好きじゃない。
あれって誰が書いても「自分の体の声に耳を傾けて、それまで気づかなかった優しさ、人は一人ではいきられないことを知った」
みたいな内容になる。
できれば入院される前に書いていたドラクエの話が読みたいな~
などと思ったら
どちらかというとその話が意外にもメインで
加筆もほとんどなく驚いた。
むしろ、闘病は今後まとめてそれだけの本が出るのかわからないが
意図的に避けられているといってもいいくらいのもので、
それで飯を食わないうさぎさんに拍手を送りたい。
(
タイトルは版元の意図でしょうね。最近ハードカバー?の単行本うさぎさん出てなかったから・・)
大いなる勇気と怠惰の化身、うさぎに幸あれ!
これは、セックス放浪記でなく、単なる買春記です。
売春婦(夫)を買って、のめり込んだり、虚無感を感じたり、
それを赤裸々に書いた「永井荷風女性版」です。
まどみちおの詩に「黒ヤギさんと白ヤギさん」があります。
お互いに手紙を出すのに、お互いに食べてしまって
「さっきの手紙のご用事なーに」と何回も聞き返しています。
これを、笑い話ととるか、お互いに愛を伝えようとして伝えられない男と女、親と子、人と人の話しととるか
判断は読者にゆだねられているために、この詩は、深みを増しています。
中村うさぎの本には、その深みがない。
中村うさぎは、ストリッパーとしてあられもなく御開帳して、
「この深き穴に何がある」と言っているとしか思えない。
それでも、一度読む価値はあると思います。
パチンコ中毒やセックス中毒になった人の、告白を聞いて
「おとこもすなる売春を、おなごもすなる」時代になったと実感するために。