音楽自体はとてもよかったです。
ただ、向井さんのホームページから買うとボーナストラックがついてきて同じ値段です。
しかも1800円で制作ノートのデータ＋ボーナストラック＋超高音質版が買えます。

買うのでしたらそちらをおすすめします。

本書は全23編の短い物語から構成されている。
一部の原稿はタワーレコードのbounce.comに掲載したものを大幅に加筆・修正したもの、とのこと。

向井日記などを好んで読んでいた方には唸り上がるほど推薦したい。またそれぞれの話が短いので、普段小説を読まない方にもオススメできる。

向井ファンであれば、彼のバックグラウンド(音楽やラーメン)を感じながら楽しむことができ、そうでない方にはコントを読む感じで楽しめるであろう。

なお、厚岸(あっけし)とは北海道の釧路の方にある地名。

もはや向井秀徳のイメージビデオ。

ZAZEN BOYSの大ファンの僕が見ても「なんだこれ」って思ったので
多分、何も知らない人が見たらトラウマになるかもしれません。
サングラスをしたオッサンが明らかにおかしなオーラを放つ男達
と一緒にシュールなセッションを繰り広げるさまが延々と流れます。
前衛アート映像としても通用しそうな独特のDVDです。
全編を通して中々味わえない空気を味わえます。

向井秀徳特有のあの独特な笑いの世界が濃く楽しめますので
COLD BEATの無音地点とかあーいうのが好きな人は本当にたまらないと思います。

薄暗いスタジオでメンバーにインタビューをする向井秀徳のシーンが
あるんですが、もう何から何まで面白いです。
被ってる、釣り人みたいな帽子とか見れば見るほどゲラゲラ。
最終的に何もかもが笑えてきます。

勿論、笑いだけではなく彼らの切れ味抜群の音世界も存分に楽しめます。

これまでのZAZEN的なアプローチに加え
エレクトロニカやファンクやその他よくわからないもの多数が入り混じって
ZAZENにしか出せない音が形成されています
それに加え今作は前作までと比べものにならないほど音が良いです
個人的には今のところZAZEN最高傑作ではないかと思います

全てを含めて向井秀徳らしいアルバム。
最初聴いた時は、驚いた。
荒削りだが、核心へ入り込もうとする意欲。
猛烈に湧き出るアイデアをビリビリとアルバムへ
押さえ込んだような感じ。
きっと、脳内麻薬が大量に噴射でもしていたのだろう。
悲しい事は、ＣＤショップであまり扱っていないことだ。
ＨＭＶなど「ZAZEN BOYSのコーナー」さえない。
タワレコなどでは比較的大きく扱っているところもある。
逆に中古ＣＤショップなど巡っているほうがよほど見つかる。
星４の理由は、ここで５をつけたら、
ナンバガ時代の最も好きなアルバムの立場がなくなるから。
いや、どちらも素晴らしいですよ。