まず初めに。
大変申し訳ないのですが、自分がほかの一切のゲームの曲を知らないので
このレビューの内容は「ファランクス」の曲とCDの見た目のみです。
レビュー素人なのでまともな事が書けるか怪しいですが、頑張って分かる範囲で書かせて頂きます。
全体のちゃんとしたレビューは他の方に任せますね。汗
普段アマゾンさんで買い物することはあってもまともにレビューすることは殆どないのですが、
今回クラリスさんがRom Cassette Discシリーズでまさかのケムコ作品を取り上げて頂き、
さらに自分の青春そのものと言っても差し支えない「SFC版ファランクス」が収録されると聞いて
即行で予約注文した次第です。
嬉しすぎる。本当に嬉しい。実機録音してヘビーローテーションしまくってたあのファランクスが、ついにCD音源になったんです。
今まで数々のゲームサウンドトラックCDを買ってきましたが、こんなに発売が待ち遠しいCDは他に無いと言っても過言ではないほどでした。
本日まず届いてみての見た目ですが、CD3枚組みとあってケースがちょっと厚いやつです。最近は2枚組み程度なら普通のCDサイズですもんね。
開けてみて、おおピクチャーレーベル!フルカラーです。
1枚目は、ファミコンの
タイトルである「ホワイトライオン伝説」(ちょっとどのシーンかは分からないですが 汗)で、
2枚目は、おお我が青春の(しつこい)SFC版ファランクス!ステージ1の荒廃した街を背景に飛ぶA-144(自機)と、2面が始まる際に流れる1枚絵(パイロットのリキ)です。カコイイ!!
3枚目は、ゲームボーイの
タイトルである「ネコジャラ物語」と「セレクション」(1か2かは分かりません 汗)です。フルカラーなレーベルなのに白黒です。w
ライナーですが、
P1〜2 曲目
P3〜8 収録されている各ゲームの簡単な紹介と解説
P9〜10 恐らくこのCD中の楽曲作成の殆どを担当されたであろう「増野宏之」氏のインタビュー
となっております。
個人的には最後のインタビューがありがたかったです。
過去にファランクスの作曲者を調べたことがありましたが、自分の検索能力が足らなかったのか全く分からなかったので。
これで長年の疑問が解決しました。
(ただ、ライナーには「これらの
タイトルの多くを担当」とまでしか書かれておらず、どの曲を担当されたかは明確でないです。)
さて、肝心の曲(ファランクスのみですが 汗)ですが、
タイトルにもある通り1ループです。これが個人的には一番がっかりでした。
確かに収録曲数が物凄く多い(1枚のCDに80曲や100曲近く入ってます)ので収録時間的に無理なのは分かりますが、
それなら単価を上げてでもCD枚数を増やすか、vol1と2という風に別収録ででも2ループにして欲しかった。
アマゾンさんのレビューを読む限り、このシリーズの他の
タイトルでは2ループしているものもあるというのに・・。
収録
タイトルが(個人的に)神がかっているだけに、非常に勿体無く感じました。
また曲を聴いてみた感想ですが、とりあえず目立つノイズのような明らかな不備はありませんでした。
ただ1点だけ。Disc2「SFC版ファランクス」、Disc3「GBA版ファランクス」のステージ7「HYPER SPACE」(それぞれトラック14と90)が、1ループすらしていない!!
1ループの半分くらい(48秒)しか収録されていませんでした。(なんていうんですかね・・曲の調?が変わる部分が未収録です。)
そりゃないよクラリスさん!!
CDに収録する際に忘れたのか、1ループでもそこそこ長い(それでも1分20秒未満)から削ったのか分かりませんが、あんまりな扱い。
このCDを企画した人はケムコサウンドを愛してるんだろうというのが収録
タイトルからもうかがえると思っていました。
それだけにこういう凡ミスは非常に残念です。個人的にも作品中1、2位を争うほど好きな曲だったのに・・。
CD自体の見た目や収録
タイトルなど、全体的には(分かる範囲ですが)大きな粗もないので、収録作品に思い入れのある方にはそこそこいいのではないでしょうか。
ただ上記の2点(1ループと、一部不完全な収録曲がある)が個人的にはマイナスでした。
長文失礼しました。
追記
先ほどから何度か実機録音したものとCD音源を聞き比べて、最初は気のせいだろうと思っていたのですがどうしても気になったのでやっぱり書かせてもらいます。
ファランクスの曲のいくつかは、エコーのような感じで主旋律と同じフレーズがワンテンポ遅れて聴こえるように作曲者である増野氏が意図的に作られているものがあるのですが、
(これもライナーのインタビューに書かれていました。)
どうも実機録音のものと今回のCDを比べると、CDの音の方が遅れが顕著になっているように感じます。
というのも、自分のような素人の実機録音だとどうしても音質のシャープさに欠け、さらにCDの方が今回クリアな音質での収録が出来たからだ、と思っていたのですが、
仮にそうだとしてもどうしても違和感が拭い切れませんでした。例えこれが製作者が意図した本来の曲だとしてもです。
個人的にはCDの音源の方がちょっとエコーが「遅れすぎ」のように聴こえてなりません。
このどうしようもない違和感が、たまたま自分の家の環境に依存したものというだけなら良いのですが・・・。