日頃から原作のX68000版と比較されて手厳しい評価ばかり受けている印象がある、
SFC移植版のラグーンやジェノサイド2、ファランクス等のBGMが収録されていることは、
非常に評価すべきことだと思います。個人的に。
特にSFC版ファランクスは、X68000版の原作とは違うBGMが流れます。
世間では賛否両論のようですが、
原作のアツい雰囲気と相反するクールな曲調のSFC版BGMは結構好きでした。
ラグーンのSFC版の音源もこれはこれでBGMとして雰囲気が出ていて
アリだと思っています。
☆
ですが、多くの
タイトルを1つのサントラにまとめたせいか、
一部の
タイトルの曲が1ループでフェードアウトしてしまうことが多いことが気になります。
出来れば、収録
タイトルを減らして、
ケムコのサントラをシリーズ化してしまえば良かったものをと心底思いました。
『Pマン』や『スーパードラッケン』など、
このサントラには収録されていない
タイトルも気になるところです。権利の問題でしょうか…。
☆
ライナーノーツの内容は結構充実していると思います。
アルバムに収録されている、簡易な各
タイトルの内容や解説。
そして、ケムコでゲームBGMの作曲を務めていらした増野宏之氏のコメント(対話形式)が載っています。
曲のループに関して不満を抱く方もいらっしゃるかもしれませんが、
このサントラには、サントラとしてリリースされること自体が意外な
タイトルも多く、
そこは評価すべきなのではないかと思います。
このサントラの中に思い入れの強い
タイトルがあれば、購入しても後悔はしないハズ。